古賀及子のコメント
要所要所で作り手のチャーミングな感じが伝わってきてよかったです。
ハウツーでないレポートとしての工作記事の場合、やっぱり書き手の愛らしさが伝わると読み物としての良さが立ってきますね。工作が下手だとすでにチャーミングなんですが、上手な場合はそこがむつかしいです。そういう意味でこの記事は上手なのにちゃんとチャーミングだったなと思います。
具体的にいうと、こういうところ。
>材料にあまりお金をかけたくなかったので、スタイロフォームは諦めて、道を挟んで向かいにあったスーパーの鮮魚コーナーで発泡スチロールをもらって帰ってきた。
様子が目に浮かびます。
最後のパリコレの「ファンの人」に謝ったあたりも愛嬌がありました。
あと、スニ“イカー”なのにイカを作るのに飽きて片足をタコにしちゃって、そこを「タコ自身のコンプレックス」という設定にしたのはトリッキーで笑いました。
冒頭の、ネタかぶりを心配するみたいな制作の前段階のところはあまり読者には関係のないところなのでもう少しコンパクトにしてもいいかなと思います。