植物の不思議展・ピニャータをエビフライに～自由ポータルZ

石川大樹のコメント

前半工作、後半ピニャータを壊す、と2部構成ですが、後半部分が印象的でした。こういうのって大体「たのしかったです」方向にまとめちゃいがちなのですが、「"悪魔の力"なのだろうか」の一文をはじめとして、『「エビフライ...」「でっかいエビフライ...」と口々に漏らし』とか、不穏なんですよね。そして自分が木刀を手に持った時の感想が「緊張感」。なかなかない空気感の記事だったと思います。良いです。

前半のパートも心の動きがかかれていてよかったです。
全体に繊細な感じがしてよい文章でした。あとはデイリー的には愉快な冗談を意識したところが少しあるといいかもと思います。

また何か書けたらお送りください！

古賀及子のコメント

写真も工作も文章もとても上手ですね。すごく好きです。

まず冒頭写真から、ああなんかやべえことはじまるんだなと分かるのは本当に良心的ですよね。引き込まれました。

ピニャータを作ろうというときに形をどうするかはすごく大事なところですが、突飛なエビフライというモチーフを使えるのは名古屋民だけにゆるされたチートですね。

こういうときにご自身の出身地がネタになるのは最高の特権で、それを行使するのは大事だなと思わされます。

工作の過程もむだがなかったです。張り子の状態も美しくていいですね。

文章が全体的にすごく繊細に状況を観察して書けていて、特にここ染み入りました。

>その身は崩れず打った木刀をばいんと弾き、反撃をするかのようにそのまま勢いよくこちらへ飛んできた。

スローモーションの描写、かっこいいです。

林雄司のコメント

おもしろいです。うん、これはおもしろい。
こんな地味な題材ながら「ドラゴン花火」「特撮の爆発」「小判草」と小気味よい比喩で楽しく読めました。ほんとうにドラゴン花火ですね。
「この地味さがいいんだよ」みたいな落とし穴に陥りがちな路上観察ですが、これぐらい面白がる視点を与えてくれるとわかりやすいエンタテイメントになってます。
次回も期待。
あと、ペンネームが好みです。

古賀及子のコメント

林が書いてますがもう一回書くと、おもしろかったです。

めずらしいものを探しているし、笑わせようとするサービス精神も感じるし、どこかシニカルでもあって生理食塩水くらい受け入れやすかったです。

地味だろうなと思わさるテーマですが、最初から

>セルフプロデュースタイプの植物
>拍手で迎えてほしい。

と、ああ、おもしろい文章が始まるなというのが分かりました。

「戯曲にして発表したい」も好きでした。小説じゃなくてあえて戯曲！

林雄司のコメント

テクニカルな部分ではなく、チョコ作りが難しかったというところがいいですね。いい意外さです。やってみないとわからないですよね。
と思うとタイトルにそれをちょっと含ませてもいいのかなと思います。敢えて「固めるだけ！」と書いているニュアンスは理解してますが、ネットはどこまでもわかりやすいのがいいので。
三谷さんがチョコにしたい頭の形という点には納得です。
いい形です。