実用性に癒しをプラス
洗濯バサミそのものは、実用的ではあるが可愛くはない。しかし動物やキャラクターなどに近づけることで愛くるしさや癒しがうまれる。ただそこにあるだけでホッコリするのだ。
親戚が知り合いからもらったという猫形のクリップ。愛くるしくて癒される。
そうだ、人間型でもいいんじゃないか。アイドルや笑福亭鶴瓶さんあたりで作ったらとても愛くるしくて癒されるクリップができるだろう。
…が、肖像権侵害とかで怒られるだろう。気は進まないが「自分」で作ってみることにする。
間にリングのない洗濯バサミを使おう
まず洗濯バサミを手に入れる。余計な膨らみができないように、間にリングがないやつがいいだろう。
そのあと、自分の正面と後ろ姿を撮影し、腕の長さが洗濯バサミにあうくらいの適当なサイズに印刷する。
少しでも癒し系にしたかったのでパジャマで撮影。
布に転写できる紙でプリントアウトし、アイロンで白い布に転写する。
案外きれいにうつった
縫いあわせて、ワタをいれる。けっこう難しいな…
途中から縫い方が雑になりつつ胴体完成。あれ……カエル?!
カエルになっちゃった
最初にちゃんと設計していなかったからか、緑色のパジャマだったためか、できたのはカエルが勢いよく川に飛びこむ姿そっくりになってしまった。体の側面を作ってなかったからやたらスリムだし…癒し系から遠のいちゃったな。
それと、裁縫に慣れていないため縫い目がたくさん見えて痛々しい。たとえ人形であっても、自分の首部分に針を通すのは嫌なものである。
イテテテテ…
完成! 頭は固定せず可動式にした。
洗濯ばさみ開いたところ。ちゃんと1センチくらい開きます。
より良いものをつくろうと、もう1体
1体目の縫い目の荒々しさが気になり、布用ボンドでもう1体作ることにした。2体目の頭は側面を少しつけてより立体的に…。とそんなことをしていたら、朝7時から作業にとりかかったのにできたのは夕方。10時間近くも費やしたことになる。時計を二度見してしまった。
しかもそんなに時間かけた割に見た目はほぼ変わらなかったので1体で充分だったかもしれない。
左が糸で縫い合わせた1体目、右が布用ボンドできれいにつくった2体目。離れたら全然分からなかった。
なお愛くるしさを求め、頭は体に対して大きめにした。綿をパンパンにつめたものの、立体さに欠けるのが残念だ。次の課題にしよう。
さて、完成したクリップの活用法を考えようじゃないか。
自分型クリップ、9つの活用例
活用法1:部屋のおかざり。連結もできるぞ。
活用法2:洗濯バサミとして使う。実用的だ
活用法3:書類をクリップしたり重石として使う。これも実用的
活用法4:アクセサリーに使う。かばんにつけて個性度アップ。
活用法5:髪留めにつかう。これで髪が邪魔にならない
活用法6:なんかの目印につかう。やたら目立つので。
活用法7:カラス除けにつかう。見張り役である。
活用法8:旅先に人形つれてく人のような感じで、ただただ愛でる
活用法9:大好きな犬につかまらせて自分の欲求を満たす
無理やりひねり出したが、活用法はこんなところだろうか。
他にもきっといろいろと使えるだろうからぜひトライしてほしい。
想像以上にカエル
イメージではもっとコンパクトで可愛くなるはずだった。もっと態勢を変えたりデフォルメすればよかったかな。
でもこの2体、知らない人が見たら気持ち悪いかもしれないが、活用していくうちに案外愛着がわいてくるから不思議だ。ただの洗濯バサミだったのにここまで心の変化をもたらしたことはけっこう凄い事かもしれない。