塔(とう)とは、接地面積に比較して著しく高い構造物のことである。 西洋建築の世界では、見張り台というような軍事的目的とともに、宗教的な意味を持つ建造物を指す。 日本では江戸時代まで仏教の構造物のみを指して使用されていた。 五重塔や多宝塔などがそれであり、仏教用語であった。 しかし、明治以降は西洋建築物、すなわち英語で言うところの tower の概念も「塔」に含むようになった。 したがって、現在の日本語の「塔」は、様々な比較的高い構造物に対しても使用され、言葉の用法に厳密な定義が存在するわけではない。 ― Wikipediaより
あ、塔だ。
ファンタジーな塔
まずは長崎は西海市にある虚空蔵山展望台。
展望台にとって必要なのは本来「高さ」くらいで、「見た目の強さ」は要らない要素だが、なのに時々妙に強そうな塔があるのが面白い。
上の写真などファンタジーの世界だったら序盤の山場、「仲間が何人か亡くなるのは覚悟しろ!」くらいの塔である。(いやそこまでではないかもしれないけど)
展望台にとって必要なのは本来「高さ」くらいで、「見た目の強さ」は要らない要素だが、なのに時々妙に強そうな塔があるのが面白い。
上の写真などファンタジーの世界だったら序盤の山場、「仲間が何人か亡くなるのは覚悟しろ!」くらいの塔である。(いやそこまでではないかもしれないけど)
敵は出てこない。というか誰もいない。
塔には各フロア毎に敵(スライムとか)がいて、さらに最上階には強めの敵が待ち構えておりそれを倒すことがひとつの目的、というのがファンタジーの世界の定番だが、現実世界で塔を見て思うことといえば
「とりあえず登っておくか。」
と、だいぶライトだ。武器はカメラ。
「とりあえず登っておくか。」
と、だいぶライトだ。武器はカメラ。
わ~。
最上階に到着。
山の中にわざわざ作られているだけあって、最上階からの眺めは最高にいい。人が誰もいないのがもったいないくらいだ。マイナー展望台めぐりの醍醐味でもある。
佐世保湾を一望できる。
入り口が狭く中が広いことから軍港向きだとして、かつて海軍の鎮守府が置かれた佐世保湾を一望にできる。また大村湾や大島の方までよく見渡せる。こういう場所ってなかなか無いよ。
大島大橋。
針尾の3本タワーも遠くに見える。
敵が塔を攻めて来たらここから石を落として…とつい余計なことを防衛側目線で考える。
場所はここ。 (別ウィンドウで表示)
ほぼ防衛拠点
次に見るのは、
同じく長崎は西海市にある四本堂公園にある展望台。
同じく長崎は西海市にある四本堂公園にある展望台。
塔だ!
まったくもってチェスの駒(ルーク)のような、いかにもな塔だ。ちょっとした防衛拠点と言っても差し支えないだろう。
最上階。
こちらは大村湾がよく見渡せる。
城のようだが城ではないし…というか、そもそも「塔」ってなんだっけ?と思ってウィキペディアで調べてみると、いつものように期待以上に詳しく、素朴な疑問に応えてくれた。
なるほど、たしかに言われてみると昔の日本は仏舎利塔など仏教関係ばかりだ。それ以外の高い建物は、櫓とか閣(天守閣、楼閣)とか台(灯台、時計台)といった呼び方をしてたんだな。
ここからも針尾の3本タワーが見える。
場所はココ。(別ウィンドウで表示)
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復活の塔
HPが回復する系の塔もある。
西海市横瀬浦史跡公園にある展望台。これもまた塔。
教会をモチーフに作られている。
横瀬浦はポルトガルが平戸の次に拠点としたところ。現在はかなりの田舎だが繁栄の歴史がある。
場所。 (別ウィンドウで表示)
本格防衛施設
こちらははかなり本格的な防衛施設。
長崎県とは思えない。(前にも書いたことあり)
「塔」というか、これはもう「城」と呼んでいいレベル。
牛が出て行かないようにという役目も果たしている。
牛がいっぱいいてかわいい。
塔と呼ぶべきか物見櫓というべきか。
こちらは諫早・干拓の里にある塔。
塔というよりは見張り台と言うべきかもしれない。
いや、展望台だった。
塔というよりは見張り台と言うべきかもしれない。
いや、展望台だった。
隙間から周囲がよく見えるだけに階段を上がるワクワク感が高い。
まとめ
というわけで、ファンタジーに出てきそうな塔が予想外にあちこちに立っており(ひょっとして九州だからだろうか?)、有閑勇敢な者が現れるのを待ちわびている。
で時々、何かのついでにぼんやりした気持ちでそれらに登ってみると、意外なほど素晴らしい光景がそこに広がっていて、なにやら少し勿体ないような気持ちすらする。
で時々、何かのついでにぼんやりした気持ちでそれらに登ってみると、意外なほど素晴らしい光景がそこに広がっていて、なにやら少し勿体ないような気持ちすらする。
ここにも城っぽい塔がある。いずれ訪れたい。 (別ウィンドウで表示)