西口の再開発も進んだ
さっそく西口の駅前を見てみると、広々としたスペースにベンチなどが置いてあり、小綺麗な広場が広がっている。

(2009年)ちょうど工事中であった。この広場、10年前には存在しなかったことが明らかになった
さっそくのこの変わりようである。
さらに驚くのは、広場から少し歩いたところにある芸術劇場前広場である。

2009年
大変な変貌ぶりである。パッと見ただけでも、すごく違うことがわかるが、もっと細かく見てみるとよりその変化が見えてくる。
例えばここにあったオブジェは

かつての噴水は

実は、この噴水、下に埋まっているだけで、夏場はここから水が出るのだという。

もちろん変わらないものもある。
変わらない大学街
芸術劇場前から進むと、立教大学の方に近づいてくる。さっきまで繁華街にいたと思ったら、すぐに大学街・学生街になるのが池袋の面白いところだ。

立教大学大学の正門近く。10年前。
大学は変わらない。少なくとも目に見える部分では
立教大学までの道、通称立教通りを歩いていると、学生街だということもあって変わらない部分も多い。
(2009年)かつての「文庫ボックス」は現在、

それでも変化は迫り来る。
(2009年)
伝説のすた丼屋は学生街らしい店だった。それが、

池袋の西口を歩いていて思うのは、中国系のお店が格段に増えたことだ。
KTVが増えた
例えば、少し場所は変わるが、あるコンビニが入っているビル。
2009年。昔はなんの変哲もない雑居ビルだったのが


ここにも中国の波が迫っていた。
中国語のカラオケ店は池袋西口を歩いていたらやけに目にした。

ゴルフだった(2009年)。
「飲む」「打つ」「笑う」「競う」という謳い文句から、「歌う」への一元化。日本人向けのゴルフカフェ&バーから、中国人向けのカラオケボックスへ。そこに池袋の変化がある
さらに、別の雑居ビルにも、KTVが入居。

さて、中国っぽいものが目に入ってきたところで、ここからは西口から北口にかけて広がる中華街、その周りに広がるロサ会館を中心とするエリアに足を踏み入れてみよう。
辺りにはすでに、中国料理の匂いが立ち込めている。その匂いに誘われながら、10年前の池袋にさらに入っていこう。
れんさい企画「10年前の池袋を歩く」