朝エッセイ 2026年4月9日

おやじギャグに本気(2026.4.9 朝エッセイと更新情報)

ito_prof_100.jpg

伊藤です。

先日出張で仙台へ行った時に、現地の方との立ち話で知らない郷土食材が出てきました。ずんだ、萩の月、牛タンに海の幸とうまいものにはこと欠かない仙台ですが、「あぶら麩(ふ)っていうお麩がありましてね。肉じゃがとかに入れるとうまいですよ」と聞き、なんじゃそれはと帰りのスーパーで買い求めました。

image3.jpg

その名のとおり、油で揚げた香ばしさのある麩で、公式サイトのレシピには肉じゃが的なものやマーボーのような辛味噌にからめたりといろいろあるのですが、その中からしょう油とみりんで煮込み、玉子でとじてご飯の上に乗せる「あぶら麩丼」を作ってみました。

image2.jpg

 モチモチの麩があまじょっぱいタレにうまみを加え、さらに玉子のまろやかさがからむとごはんとの相性がばつぐんで、じつにうまい。

こういう出汁的なもののポテンシャルを存分に引き出すんですねこのお麩は、オーケーオーケー、となり、もっとあっさりめのやつと合わせてもいけるのではないかと思いました。ブイヨン(肉と野菜の出汁)はどうだろう。

「しかも、ポト麩じゃん」

ポトフに麩を入れるんだからポト麩じゃないか!やるべし!
熱狂のおもくまま、残業した帰りにスーパーに駆け込みました。

軽く焼き目をつけた新たまねぎにウインナー、ベーコン、にんにくを鍋に突っ込み白ワインと水で浸してひと煮立ちしたところで主役のあぶら麩を投入。50分ほど、ことこと煮込みます。

「これ休日にやるやつだったな......」

冷静になって空腹とわびしさが立ち上がってきた23時過ぎ、待望のポト麩ができあがりました。

image1.jpg

あぶら麩が取り込んだ新たまねぎの甘みや肉のうまみが五臓六腑にしみわたりました。やはりうまいし、しょうもないおやじギャグと向き合い、余力を残さずやり切ったぞという達成感、爽快感に満たされたのでした。翌朝庭に大きなタンポポが咲いていました。季節はただ移ろいます。

記事の紹介でございます。

石川さんは左右に別れたパソコンの分割キーボードを自作していますね、ってノコギリで切るのかよ。しかし読み進めるととちゃんと哲学のある切断だとわかります。強引に切って断線したキーボードの機能を復活させる方法がなんと「線をつなげる」。

浜松市内の小中学校の給食で使われている味噌がスーパーで売っていて、その名も「給食の味噌」。鈴木さくらさんが発見し食レポしています。愛知県にも存在することがわかり、得難い「給食の味噌食べ比べ」企画になりました。最後の写真が「味噌だねえ」という感じですごくいいので見逃さないでください。

おすすめ本の紹介は石井さんから。18世紀のウィーンに突如現れたチェスを指す自動人形をめぐる虚々実々、奇想天外の物語。私は聞き手として立ち合いましたが、石井さんの熱気にがっつり引き込まれて翌日キンドルで注文しました。キンドルだと無料と勘違いするほどあっさり手に入りますよね。

16時にはこれすごも繰り出されますよ。
サンリオピューロランドの見たことない色のキャラカレー。カレーもすごいがパッと見ライスの存在に気づかないぐらいキャラの再現性が高くておののきました。

それではまたお会いしましょう。

▽デイリーポータルZトップへ

記事が面白かったら、ぜひライターに感想をお送りください

デイリーポータルZ 感想・応援フォーム

katteyokatta_20250314.jpg

> デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」が届きます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ