化けわらじが誕生したお祭り
今年も妖怪盆踊りの季節がやってきた!!
「妖怪盆踊り」とは、年に一度妖怪達が集まり、みんなで盆踊りを踊るゆかいなお祭りである。
↑昨年のレポート
いろんな妖怪達との交流が本当に楽しかったので、次の年も絶対参加しようと思い、今か今かと待っていたのだ。
公式のコンテスト募集宣伝に、化けわらじが起用されている!
今年は昨年より1日多く、3日間開催されるとのこと。仕事の関係で日曜日しか参加できないけど、これは行くしかない!
なんの妖怪になろうかな〜。
出来上がった妖怪がこちら!!
いわな坊主がどんな風に誕生したのか説明していこう!!
まさかの妖怪事前審査
開催されるのは10月だし〜と思い、のんきに8月を過ごしていたのだが、今年はコンテストに出る妖怪の写真の事前審査があるという情報がX(Twitter)で流れてきた。
事前審査!?嘘でしょ!?去年は無かったじゃん……!!
しかもそれに気づいた時には1次募集が終わり、2次募集が開始されたタイミングであった。2次募集の締切日は空欄になっており、もしかしたら、いっぱいになり次第終了するのかも……!と不安でいっぱいだった。
これは、一刻も早く妖怪をつくるしかない!!!
いわな坊主に決定
色々妖怪を調べて、「いわな坊主」という魚のいわながお坊さんに化けている妖怪にすることにした。
時間がないので、5分で決定した。去年は1週間ぐらい迷ったが、いざとなれば5分で決断出来る人間なのだ。
顔さえ作ってしまえば、体は市販の着物を着れば良いというところもポイントが高い!
今回は早く完成するということが最優先事項である。
この日から夜な夜な妖怪を作る日々が始まったのだった。
ウレタンを削る
とりぜず家に大きめなウレタンの塊があったので、それを土台につくっていくことにしよう。
これを土台に、板状のウレタンを貼り付けていこう。
だんだん形になってきたぞ!
このままだと親指の妖怪になってしまうので、布を張り込んでいこう!!
大好き布貼り
まち針で布を止めつつ、形にそって縫っていく。この世で一番集中できる作業である。禅と同じ効果がありそう。
サバ食べたくなってきたな……。大戸屋に行きたいけど、もう閉まってるからこのまま作業を続けるしかない。深夜作業は外への逃亡が防げるので意外と効率がいいと思う。
次はくちびるをつくっていこう。
今回は口から飲食出来るようにしたいので、口を動けるようにしつつ、穴もあけておいた。
写真を撮り忘れたが、目は発泡スチロールを削ってつくった。
お坊さんなので笠もつけてみた。あとは着物を着るだけだ!
事前審査が発覚したあの日から、仕事以外の時間はほぼ妖怪に捧げていたと言っても過言ではない。妖怪中心のオーバーヒートぎみな日々を4日間続け、ついにいわな坊主誕生の瞬間がやってきた。
完成
そんなこんなで完成!!
かわいいぞ、いわな坊主!!
出来たその日に写真を撮り、応募フォームに送ろうと思ったが、なぜか写真を添付する場所がない。一体どうゆうこと〜!?とパニックになり問い合わせたところ、追加募集では写真審査なしとのことだった。
え〜〜〜!!!!!!そうなの!!??
この4日間は一体何だったんだ……!!
でも、妖怪に関わるということは、想定外のことが起こるものだ……と自分に言い聞かせ、盆踊り当日を待つことにした。