急にスマホが来る面白さよ
とにかく耳元にスマホが来るという現象が面白い。
イヤホンのスイッチも偽装することでスマホをだませるのも達成感があった。
が、LINE通話だとうまくいかなかったりGoogleアシスタントがやたら起動したりと試行錯誤も多かった。
電子工作としては簡単な作業な割に色々と試せるので、スマホを壊さない範囲で遊んでみたい。
近くにいる人が周りに誰もいないのに急にしゃべりだしてびっくりすることがある。
イヤホンマイクで電話をする、いわゆるハンズフリー通話というやつだ。
ここ数年でワイヤレスイヤホンが流行ったせいか、よく見かけるようになってきた。
しかしこれ、急にひとり言をでかい声で言う人に見られていやしないか。
心配になってきたので、なんとかする装置を作った。
Bluetoothでスマホと通信するワイヤレスイヤホン、めちゃくちゃ流行っている。
アップルがAirPodsを出したり、ソニーがいいやつを出したり。
スマホ本体と線でつながなくていいのはラクだ。
マイク付きなので、スマホを耳元まで持ってこなくても会話することが出来る。
便利だが、冒頭で書いたように端から見るとひとり言をしゃべっているように思われるのが心配だ。
やはり電話中は耳元に受話器があるイメージが染み付いてしまっているのだ。
たとえワイヤレスなイヤホンでハンズフリーに通話をしていても、周りからは「あ、電話をしているんだな」と思わせたい。
耳元にスマホがないのなら、スマホの方から耳元に来ればいいのではないか。
そう思って作ったのがこれだ。
スマホの方から耳元に来た。
よく見ると手の根元は木の棒なのに気づかれてしまうので、上の写真を見るのは1秒だけにしてほしい。
そうすればまるでスマホを持っているように見えないだろうか。
この装置があれば万事解決だ。
万事解決したので、装置を作る前に時を戻そう。
見た目は電話している風にはなったが、見た目だけではなくてちゃんとにせもののスマホが耳元に来たら通話も出来るようにしたい。
僕のイヤホンマイクにはスイッチが付いていて、真ん中のボタンを押すと音楽が再生出来たり通話が開始出来たりする。
このスイッチをどうにかすることでなんとか出来ないだろうか。
ところで有線のマイク付きイヤホンは4極のステレオミニプラグになっている。単にイヤホンだけの場合はモノラルなら2極、ステレオの場合は3極という種類だ。
イヤホンマイクのスイッチを押すと、プラグの先端から数えて3番目と4番目の端子の間がつながるようになっている。
端子の間には抵抗が挟まっていて、この抵抗値によってスマホは再生ボタンが押されたのか、はたまた音量アップボタンか音量ダウンボタンが押されたのかを判断しているのだ。
むかない安藤をコントロールする様子をご覧ください。
結構単純な仕組みでスマホをだますことが出来て面白い。
そしてYouTubeの音声はBluetoothのスピーカーから出している。4極プラグのスイッチと連動してBluetoothの方でも再生・一時停止をするようになっているのだ。
これと同じ作りにすれば、スイッチを押したときにモーターでにせものの手を動かすことも出来る。
スマホをだますことが出来たので、今度は手を作る。
針金を芯にして手袋に入れ、綿を詰める。
硬めの針金を入れたので、指の姿勢をキープしやすくなった。
以前当サイトでバナナフォンというバナナ型の受話器を紹介していたが、今回の仕組みならバナナそのものを受話器っぽく持つことが出来る。
作り物の手だけ持っているの、ちょっと危険人物といった感じになる。ジョジョの敵にこういうのがいたな。
うまくまとめることが出来た。これでひとり言に見える心配もなくなったと言えるだろう。
たまにスマホが勢いよく顔に来るので、そこだけ気をつけないといけない。
とにかく耳元にスマホが来るという現象が面白い。
イヤホンのスイッチも偽装することでスマホをだませるのも達成感があった。
が、LINE通話だとうまくいかなかったりGoogleアシスタントがやたら起動したりと試行錯誤も多かった。
電子工作としては簡単な作業な割に色々と試せるので、スマホを壊さない範囲で遊んでみたい。
他にも黒ひげを危機から救う装置、ハッカー気分になれるプログラムを持っていきます。
皆さまぜひお越しください!ヘボコンもある!
出展
林、べつやく、爲房、ぬっきぃ、オカモトラボ、石川、藤原
日時
2020年2月15日(土)12:00~18:00
2020年2月16日(日)10:00~17:00
入場料:無料
公式サイト:https://tmmf.jp/2020/
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