今回のコースです
今回歩いたコースはこちら。中央線猿橋駅から百蔵山(ももくらさん)に登り、山頂を越えてて扇山(おうぎやま)に登ったあと中央道に掛かる橋を渡って談合坂サービスエリアに至ります。
大野貯水池というダムから坂を下ったあと、急坂を登ってコモアしおつ(四方津駅の上の住宅街)に至る約19kmの道のりでした。登山なので当然ぜんぶ歩きます。
猿橋駅に降り立った
メチャクチャ晴れた7月の平日。猿橋の駅に着いたのは7:40。すでに影の色が濃いし空が青い。
ふと振り返るとこれから登る百蔵山と扇山が見えました。なかなかの距離感を感じますな。
猿橋駅の標高は330mくらいなので、それぞれの山頂までだいたい700m~800mくらいの標高差になります。実際には上り下りがあるので、累計標高にすると1500mとかになるんですけどね。
駅を出ると、カッ!という直射日光が頭に刺さってきました。こりゃたまらん…。
暑いことは来る前から分かっていたので、全力で暑さ対策をしてきました。 単独登山の途中で熱中症になったら死んじゃうからさ…。
無いと死んじゃう、夏の低山の暑さ対策
登山の時は必ず雨具としてレインウェアを持ちますが、僕は折りたたみ傘もよく使います。
真夏の低山でレインウェアなんか着込んだら熱中症になっちゃうし、汗でビショビショに濡れたら雨で濡れてるのと大差なくなっちゃうから。そこで、風が弱い状況や樹林帯で雨が降った時は折りたたみ傘が便利です。でもって、こういう日差しが強い夏の日は日傘として使います。
暑さ対策としては、モバイルファン(ハンディファン)も使いました。よく晴れた日は風も弱くて低山を登るには厳しい気候なのでこういうものが必要です。
もう一つの暑さ対策として、ザックの背中側に氷を入れてます。プラティパスという水タンクがあるんですが、7割くらい水を入れて冷凍庫で凍らせて、それをザックの背中側に入れます。すると、背負ってるあいだ背中がそんなに熱くならずに済みます。溶けた水は魔法瓶に適宜移せば、ずっと冷たい水が飲めるって寸法です。
凍らせすぎるとなかなか溶けずに飲めないので、そんな時は常温の水を入れたペットボトルも別に持ちます。 溶けた水を魔法瓶に移すと同時に常温の水をプラティパスに入れると解凍が促進されます。
この日僕は、凍らせた分と合わせて3リットルの水を持っていました。(最終的に全部飲んだ)
登山口が遠い
好きで歩いてるのだから誰に文句を言うわけでもないのですが、登山口までの2.8kmと標高差250mが地味に効いてきました。涼しければまだしも、なにせとにかく暑いから…。
左(西)を見ると岩殿山。中央道で長野方面に走ってると右に見える岩山です。この山は高度感がある鎖場とかあって楽しいですよ。
更に進むと、青い空の下にHDS。HDSってのは、山梨名物ハッピードリンクショップのことです。
8:30に登山口にバス停に歩き着きました。バスでここまで来る場合は8:45に猿橋駅を出て8:51に着くみたいです。ここまでの道中でバスに抜かれたら悔しかったんですが、バスより先に着けてよかったです。(あるよね、そういう意地みたいの)
これでもう登山口かと思えばそんな事はなく、バス停的にはここが登山口なのだけど、まだ舗装路は続いていました。なげーな。
パッと視界が開けた場所に出たと思ったら、トトロがいました。下の写真の右奥に薄っすら見えますか。トトロでした。シースルーで光学迷彩みたいですね。
この広場がなかなか快適で、風も抜けるし木陰もあるし、富士山も見えるし、ウッカリこのままここで昼寝して帰ろうかと思ったほど…。
後ろ髪をバッサリ切り、道端にいた猫に「にゃー」と鳴かれ、再出発。歩かないとゴールに着かないし、サービスエリアに行かないとタイトルに偽りありになってしまうからね…。
さて、ようやく舗装路が終わって山道に入りました。ここまでで出発から1時間、標高差250mを登りました。山頂までは標高差400mなので、だいたい1TAKAOくらいです。(標高差400mを高尾山の標高差になぞらえて1TAKAOと表現しています)
次のページからやっと登山らしい登山です。