赤玉ワインは甘いワイン
赤玉ワインと言えば、黄色地に大きな赤丸が描かれたラベルが印象的だ。どの酒屋をのぞいてみても、大抵はワインコーナーの片隅にひっそり鎮座している、定番中の定番商品。
かつては赤玉ポートワインという名であったが、現在は赤玉スイートワインという名で売られている。ワインと言っても甘味が付けられており、またポートワインの定義(ポルトガルで作られる強化ワイン)とも異なる為だ。
赤玉ワインの公式サイト(→外部リンク)を見てみると、「赤玉のおいしい飲み方」として、オンザロック、お湯割り、ソーダ割り、ジュース割りなどが提唱されている。
なるほど、ジュースで割るのもアリなのか。それは試した事が無かった。確かに、甘みが強く、ブドウジュースのような赤玉ワインには、ジュース割りが合いそうだ。早速、色々なフルーツジュースで割ってみて、何が一番合うのか試してみよう。
家にあったストック分は、昨日の晩に全て飲んでしまったので、新たに550mlのレギュラーサイズを近所のスーパーで買い求めてきた。併せて、ドールのフルーツジュースを各種揃えたので、これからそれらで割って、飲んでみる。
しかし、ちょっとその前に、まずは赤玉ワインそのものの味を確かめておきたい。グラスに注いで、舐めてみる。
ストレートで飲む赤玉ワインは、やはりちょっと甘い。スイートワインを名乗っているのだから甘いのは当然だとしても、常飲するにはちょっと重い甘さである。
故に私は、いつもはソーダで割って飲む。
うむ、ソーダで割る事で、すっきり飲みやすくなった。甘みも程良いくらいに抑えられ、これなら食事中にもいけるだろう。香りも生きており、飲み物として完成度が高い。
それもそのはず、この赤玉のソーダ割り、昭和50年代には「赤玉パンチ」という名で商品化されていたとの事だ。商品にするくらいなのだから、メーカー側も赤玉ソーダ割りの優秀さを認めているという事である。折り紙付きの相性の良さだ。
ついでと言っては何であるが、ソーダの代わりにトニックウォータでも割ってみた。いわば赤玉トニックだ。
ソーダ割りと同じで口当たりが軽く、それに加え、トニックウォータの軽快な苦味が利いて小気味良い。が、若干パンチが弱い気もする。できればもう一工夫、欲しいところ。
……とまぁ、ここまでは舌を慣らす為の前座戦。次は、いよいよ私にとっての未踏の境地、赤玉ワインのジュース割りに挑みたい。その結果は、さてはて、いかに。