デジタルリマスター 2024年2月28日

赤玉ワインに合うジュース調べ in 遺跡 (デジタルリマスター)

赤玉ワインという酒がある。

今から100年以上前、明治40年(1907年)に販売が開始され、現在もなお売り続けられている歴史のある酒だ。

そのレトロな風情と安心感のある味から、今でも多くの人に親しまれ、私もまた愛飲している。特に暑さが弱まった、この頃の季節にいただく事が多い。秋こそ、赤玉ワインが最も似合う季節であると私は思う。

そのまま飲むだけではなく、割り物で割ったりと、色々な楽しみ方ができるのも赤玉ワインの特徴だ。今回は、赤玉ワインに最も合うフルーツジュースを探ってみたい。

2010年10月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー)

前の記事:河口から源流へ、四万十川を遡る (デジタルリマスター)

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赤玉ワインは甘いワイン

赤玉ワインと言えば、黄色地に大きな赤丸が描かれたラベルが印象的だ。どの酒屋をのぞいてみても、大抵はワインコーナーの片隅にひっそり鎮座している、定番中の定番商品。

かつては赤玉ポートワインという名であったが、現在は赤玉スイートワインという名で売られている。ワインと言っても甘味が付けられており、またポートワインの定義(ポルトガルで作られる強化ワイン)とも異なる為だ。

赤玉ワインの公式サイト(→外部リンク)を見てみると、「赤玉のおいしい飲み方」として、オンザロック、お湯割り、ソーダ割り、ジュース割りなどが提唱されている。

なるほど、ジュースで割るのもアリなのか。それは試した事が無かった。確かに、甘みが強く、ブドウジュースのような赤玉ワインには、ジュース割りが合いそうだ。早速、色々なフルーツジュースで割ってみて、何が一番合うのか試してみよう。

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というワケで、赤玉を一本用意しました

家にあったストック分は、昨日の晩に全て飲んでしまったので、新たに550mlのレギュラーサイズを近所のスーパーで買い求めてきた。併せて、ドールのフルーツジュースを各種揃えたので、これからそれらで割って、飲んでみる。

しかし、ちょっとその前に、まずは赤玉ワインそのものの味を確かめておきたい。グラスに注いで、舐めてみる。

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ルビーのような赤色が美しいね
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う~ん、スイート

ストレートで飲む赤玉ワインは、やはりちょっと甘い。スイートワインを名乗っているのだから甘いのは当然だとしても、常飲するにはちょっと重い甘さである。

故に私は、いつもはソーダで割って飲む。

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ソーダは1:1ぐらいで割るのが良い
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これぞ、私の赤玉先生!

うむ、ソーダで割る事で、すっきり飲みやすくなった。甘みも程良いくらいに抑えられ、これなら食事中にもいけるだろう。香りも生きており、飲み物として完成度が高い。

それもそのはず、この赤玉のソーダ割り、昭和50年代には「赤玉パンチ」という名で商品化されていたとの事だ。商品にするくらいなのだから、メーカー側も赤玉ソーダ割りの優秀さを認めているという事である。折り紙付きの相性の良さだ。

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トニックウォータでも割ってみた
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うん、まぁ、イケるにはイケるが

ついでと言っては何であるが、ソーダの代わりにトニックウォータでも割ってみた。いわば赤玉トニックだ。

ソーダ割りと同じで口当たりが軽く、それに加え、トニックウォータの軽快な苦味が利いて小気味良い。が、若干パンチが弱い気もする。できればもう一工夫、欲しいところ。

……とまぁ、ここまでは舌を慣らす為の前座戦。次は、いよいよ私にとっての未踏の境地、赤玉ワインのジュース割りに挑みたい。その結果は、さてはて、いかに。

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