その7:ブドウジュース
さて、いよいよ佳境である。お次はブドウ酒をブドウジュースで割ってみようという試みだ。まぁ、こういうちょっと狙ったチャレンジは、大概うまくいかないのが常であるが、今回はどうか。
それは、赤玉ワインのアルコールが薄まっただけの味だった。
元々赤玉ワイン自体、ブドウジュースのような味わいなだけあって、そこにブドウジュースが加わっても、さほど際立った変化は見られないようだ。
しかし、ノンアルコールビールが好きではない私は、アルコールが薄まった赤玉ワインもまたダメである。バランスが崩れていて、あまりおいしくは感じなかった。
その8:赤玉フルーツパンチ
最後は、ちょっと趣向を変えて、赤玉ワインのフルーツパンチを作ってみたいと思う。
フルーツパンチとは、一口大に切った様々な果物にワインを注ぎ、シロップなどを加えた飲み物(食べ物?)だ。甘口でジュースっぽい赤玉ワインなら、フルーツパンチにより合うのではないかと思ったのだ。
おぉ、これは良いぞ。思った通り、赤玉ワインはパンチにするに適している。もっと大きなボウルに作って、さらに炭酸でもぶちこめば、もっと良いものになるのではないだろうか。
これまで結構な量の酒を飲んで、私の胃と腸は相当に参っていたが、デザート感覚で食べられるこのパンチはペロリといけた。まさかこの私に、別腹というものが存在していたとは。
結局1本飲み切った
この記事にまとめというものが必要かどうか、甚だ疑問だが、今回試した中では赤玉+グレープフルーツ+トニックの赤玉スプモーニが最も良かっただろうか。次点では、赤玉フルーツパンチ、もしくは赤玉パイナップル。赤玉オレンジはうまいにはうまいが、あまりに無難すぎるだろう。
とりあえず、はっきりしたのは、酒瓶とグラスを抱えながら遺跡巡りをすると、健全な観光を楽しむ人々の目があまりに痛いという事、また時折冷たい風も吹くこの季節、外でガブガブ冷たい飲み物を飲んでいると、あっという間に腹が冷えるという事だ。