広告企画 2021年5月20日

本当に美味いラーメンは地元の人が知っている~地元の人頼りのラーメン旅in神奈川県~

うめ~。

地元の人に頼り切って旅をする企画。

今回は地元の人に聞きながら神奈川県のラーメンを食べ歩いてきました。地元の人がいつも食べているラーメンは美味しいに違いない!

 

 

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

神奈川県のラーメンを食べまくります!

先に断っておかなくてはいけないのだけれど、僕はラーメンに関してかなりうとい。

嫌いというわけではぜんぜんなく、むしろ味の濃い食べ物は全体に好きで、夜中にカップラーメンを食べたりするのは最高の贅沢だと思っているくらいなのだけれど、ラーメン屋に行く、というのがどうしても習慣づけられていないようなのだ。

カウンター越しにガチンコ!みたいな雰囲気に気おくれしてしまうのかもしれない。初めて行くお店ののれんをくぐる勇気がないだけなのかもしれない。

でも神奈川県には個性的なラーメンがいくつもあるという。いま神奈川県に住んでいる身としては食べておかなきゃいかんだろう、ということで、ラーメンに詳しそうな地元の人におすすめを聞いてまわった。

江ノ島「あん藤」

まずはじめに近所の友人におすすめされたラーメン屋から行ってみたい。

藤沢にあるラーメン屋「あん藤」である。

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それは江ノ島の近くにあります。

江ノ島の近くはとにかくおしゃれなお店が多い。平日のまだ日の高い時間にテラスでスムージーを飲んだりしている印象だ。

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とにかくおしゃれなお店が多いエリアです。

ラーメン屋に行く前にちょっと紹介しておきたい場所がある。

小田急片瀬江ノ島駅である。

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江ノ島周辺のおしゃれエリアから一歩入るとなにか雰囲気の違う一角があることに気づく。
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それが片瀬江ノ島駅である。
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すごいでしょう。

駅が竜宮城なのだ。この駅、夜になると光るぞ。

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さながら闇夜に浮かぶ竜宮城である。
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正面にはクラゲ(の電光掲示板)がお出迎え。

うっかり寝過ごしてこの駅で降りたらパニックになるだろう。いい意味でこの世とは思えない光景である。

この竜宮城みたいな駅を出て、すぐ目の前にある橋を渡るとラーメン屋「あん藤」はある。

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川の向こう岸に行列ができているお店がある。
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それが「あん藤」です。

このお店は近所に住むグルメな友人に教えてもらった。近所の食べ物屋さんって地元の知り合いからの情報がいちばん精度が高いと思うのだ。

その友人いわく「あん藤は貝だしの優しい味だよ!」とのこと。最近のラーメン界をとにかく知らなくて恐縮だが、貝だしのラーメンというのはよくあるんだろうか。正直見たことも食べたこともないのでかなり楽しみにしてやってきた。

開店時間の直後にやってきたんだけど、すでに満員のようでしばし外で待つ。頭の上をとんびが浮かんでいる。海の方から吹いてくる風が気持ちいい。そういえば屋台ではなくテラス席があるラーメン屋も珍しくないだろうか。

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かわいいテラス席。ここでラーメン食べるのいいなー。

20分くらいで入店できた。店内はすごくシンプルで清潔。まるでカフェみたいな雰囲気である。BGMはハワイアン。これもラーメン屋らしさがないのだけれど、でもこの立地と空間には妙にしっくりきている。

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店主は友だちと思われるお客さんから「おい、あんどう」と声を掛けられていた。そのたびに僕も振り返る(僕も安藤なので)。

はじめてなんですけどどうしたらいいでしょう、とおすすめを聞くと「じゃあ塩からですね」とのことだったので食券を買ってを注文。しばし厨房をのぞきながら出来上がるのを待つ。

お店自体新しいようで、店員さんも店主もどことなくフレッシュな雰囲気が残っていてなんだか親近感がわく

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やってきました貝だしラーメン。
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すごい澄んだスープだ!

正直「こういう澄んだラーメンってあるの」?と思った。僕がいかにラーメンを知らないかばれるが、背脂ニンニク辛味ぜんぶましましで!みたいなのとはまた別の、やさしさ部門というジャンルがあるのだろうか。

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うっわー、しみるわー。

貝だしラーメン、すっごい沁みる。

ポカリスエットは体液に近いから吸収が速いと聞いたことがあるが「あん藤」のラーメンだって負けてない。スープを飲むとすっと体にしみわたるのだ。

貝のうまみが溶けたスープはもちろん、麺にしろチャーシューにしろ、ネギひとつとってもすべてに手をかけられているのがわかる。そういえば煮卵を出すときには麺を茹でるカゴに入れてかるく温めてからラーメンに乗せていた。そんな素直で実直な、まるで長年務めあげた公務員のようなラーメンだった。

茅ヶ崎「BISQ」

次も近くに住む友だちから教えてもらったお店である。

茅ヶ崎にある麺屋BISQ。

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麺屋BISQ(ビスク)。

このお店を教えてくれた友だちは僕と同じく長い距離のマラソンレースによく出ているのだけれど、きつい練習を経てレースを終えたあと、自分へのご褒美として食べるのがここのラーメンなのだとか。

彼のモチベーションの一つになっているラーメンとはどんなものなのか。ちなみに僕はレースに完走するとビールを飲みます。

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ここもまたカフェみたいな清潔でおしゃれな空間でした。
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でも入口の発券機でここがラーメン屋だということを思い出す。

教えてもらった「純煮干そば」を迷わず注文。「純」というちょっと古めかしい響きが白でまとめられたおしゃれな店内と妙にギャップがあって面白い。

しばらくしてやってきた純煮干そばを見ておどろいた。

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美しいのだ。

真っ白な器に盛られたのはラーメンというより一皿の洋食のようだった。鮮やかなローストポーク(あえてチャーシューとは言わない)がセクシーに美味そうである。

スープを一口飲んで驚いた。

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見たことない色をしてる。
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にぼしだ…。

煮干しだ。紛れもない煮干し味である。間違えて海に来たのかと思った。

この地引網みたいな味は一口目、二口目まで続いた。

でも繊細な自家製麵をスープを絡めて食べ進めていくうち、この強烈な煮干しの印象が徐々に和らいでくるから不思議だ。まったく嫌ではない、むしろもっと食べたい、もっと地引網がしたい。

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この鮮やかな薄切りのローストポークがざくざく出てくるので、もったいぶって食べる必要がない。
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自家製麺。ラーメンと言わずそばと表現しているのもわかる。
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鳥チャーシューも入っていた。これがまた柔らかくて食べたことのない美味しさだった。

ラーメンすごい。

これまであまりラーメン屋さんに行ってこなかった人生を反省した。世の中にはまだまだ食べたことのない美味しいものがあるのだ。これはやばいぞ。食べに行かなきゃ。

目が覚めた思いでお店を出てきた。帰り道、マスクの中が煮干しの匂いだった。

 

次は地元の人、ライター江ノ島さんに聞くうまいラーメン屋。
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