きのこを求めて山の中にやってきた
今回やってきたのは、きのこ狩りに連れてきてくださった素敵な方、Hさんの地元にある某山。カーナビに道が一切表示されないような山の中である。
本日の本命はなんとマイタケ。天然のマイタケなんてその道のプロでもなかなか採れないというのはテレビで得た知識で知っているのだが、ほらそこは素人。食べきれないくらいのマイタケを採っちゃってウハウハだぜ、舞っちゃうぜと、根拠のない期待でもう胸がいっぱいだ。
マイタケが生えるというミズナラが、どんな木なのかすらわからないけれど。
きのこ狩りでは、どれだけ広く探せるかが収穫に比例するということで、今回は団体行動ではなく二人一組できのこを探し、時間を決めて集合することになった。山歩きの素人と名人では歩くスピードも違うしね。
Hさんから、道に迷わないように、熊に気をつけるように、猟師に撃たれないように、というような注意事項を受けたら、靴ひもを締め直してきのこ狩りのスタートだ。
きのこの名前がまったくわからない
私がペアを組んだのは、同じくきのこ狩り初体験の友人。山の素人が道に迷うと困るので、沢づたいに山を上がりながらきのこを探すことにした。
きのこはあっけないほどに簡単に見つかった。もうきのこ画像の素材集ができそうな勢いである。興奮度マックス。
ただ、その種類が予想以上にわからない。食べられそうなきのこを発見するたびに図鑑を取り出して、きのこの名前を調べてみるのだが、どれがどれやらチンプンカンプン。これが狙っているマイタケではないことだけはわかる。
一応事前にきのこ図鑑一冊分は目を通してきたのだが、きのこっていうやつは想像以上に個体差が大きい。成長の度合いで姿形が大きく違うし、濡れていたりするとまた違ってみえる。図鑑に載っている2,3枚の写真だけでは到底同定しきれない。トウテイドウテイシキレナイ!(急にラップ調で)
名前は謎だが予想以上にたくさんのきのこ達が見られた
調べてもわからないものはわからないので、すぐに図鑑はリュックにしまって、とりあえずきのこを見つけたら、「これちょーかっこいい造形!」とか、「すごいぐっとくる質感!」とか、きのこ狩りというよりは、どちらかというと昆虫採集っぽい感想を同行者と言い合いつつ写真に撮って、フィーリングで食べられそうなものを集めることにした。
まあ、あたったらあたったで。という諦めではなくて、あとでHさんに鑑定してもらうという前提があってのアバウトなきのこ狩りである。このまま持ち帰って食べたら間違いなく当選確率100%だ。
途中で面倒臭くなって写真を撮るのをやめてしまったので、これでもまだ一部。これだけ種類があるとポケモンでもやっている気分になる。ポケモンやったことないけど。