広告企画 2023年4月22日

ハイテクが生んだヘボの新境地~ヘボコン・アドバンス・レポート

ヘボコンというイベントはもう8年続いている。「技術力の低い人限定ロボコン」の名のとおり、これまで一貫して技術力の低さにこだわり、高い技術を罰する「ハイテクノロジーペナルティ」というルールをその象徴としてきた。

しかし9年目、おりしもAI技術が爆発的な進展を見せるなか、そのヘボコンにも新展開があった。それが今回開催した、高度技術OKの「ヘボコン・アドバンス」である。

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インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました!

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ヘボコン・アドバンスは、「技術力の低い人がちょっと勉強して出るヘボコン」として企画された。出場者は今までと同じロボット素人。ただし事前に動画でのロボットセミナーを受けて、電子工作の基礎を学んでから出場する。

それにより、マイコンや小型コンピュータの使用はもちろん、これまで禁止されていた自動操縦、さらにはAI技術のひとつであるディープラーニングを使用したマシンまで登場した。ヘボの時代はおわり、これからはハイテクの時代なのである。

例えばこんなマシンが登場した。すごいスピードで張り手を繰り出す相撲ロボット/ハイパースモウロボ(チームいさみ足)
派手に光る、爆音が出る(ハイレゾで)、風でビニールテープをなびかせ相手のモーターに絡ませる/満艦飾爆音丸(PikoPiko Factory)
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敵を釣り竿で釣り上げることに心血を注ぐロボット/楽しい魚釣り号(チームくまさん)
相手を網で捕まえてボコボコに殴ろうとする2人組/昨日の敵は今日の友号(ぴろりきん)

……いやごめん、これ中身がちょっと違うだけで、いつものヘボコンだったわ。

いったん広告です

高度技術の弊害

米国とカナダにまたがる人気観光地、ナイヤガラの滝。その高さは50m以上あるそうだ。ヘボコン・アドバンスはさながらナイヤガラの滝であった。低い技術力の人が高い技術に挑戦することで、いままで以上の落差が生まれたのだ。

配線が多いがちゃんととめてないのでとにかくすぐ抜ける・切れる
敵に抜かれる展開もあった/IQ84(人工無脳)
いろいろできると勝負と関係ない機能に凝ってしまいがち/おかえりオポチュニティ(NASAA)
パーツが多い分、重心が高くなる(競技はロボット相撲なので倒れやすい機体は命取りだ)/かつお節踊る!HOTたこ焼き号(烏賊逆(いかさか))

他にも

  • コンピュータが起動しない
  • 自動運転を実装するがポンコツ
  • WIFIがつながらない

などなど。機体トラブルはヘボコンの華だが、この日のナイヤガラはまさに満開のお花見日和であった。

スポンサー紹介をはさんで、次のページでは実際の試合の模様をご紹介していきたい。

スポンサーの皆さま

ヘボコン・アドバンスは下記の皆さまのご協賛により開催しております。

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⏩ 試合紹介① 渋谷のバーガーショップ vs ギャルの客!

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