こんな音が出る楽器です
まずは吹いてるとこを動画で見てもらった方が早かろうと思い、一曲吹きました。冒頭から全て終わったみたいな曲でアレですけど。
ちなみに僕の音楽成績は5段階評価で2でした。カラオケも苦手です。でも鼻笛は吹けます。腕前的には普通で、上手い人はもっと異次元に上手い。
まず鼻笛について説明します
下の写真が、僕が初めて吹いた鼻笛で、2009年の年末にNHK(日本鼻笛協会)の杉本さんに貰ったものです。

薄いプラスチックで出来ていて、 笛の上にある鼻当ての穴に鼻を当て、下にある四角い穴に口を当て、鼻息だけ出して口の中で響かせます。

実際に使ってるのを横から見るとこうなります。2009年末なので13年分若い俺。

この鼻笛、安くて初心者でも吹きやすいのはいいのですが、今となっては音域がやや狭く物足りなく感じます。だから鼻笛協会のみんなは木製の良いやつを持ってたんだな…。
で、なるほど鼻笛って面白いなとは思ったんですが、このあと10年くらいはたまに存在を思い出して吹いて「うんうん、楽しい」と思うくらい。まさか自分で鼻笛を作るようになるとは思いませんでした。
3Dプリンターでいろいろ作ってた
当サイトで僕の記事を読んでいただけてる方はご存知かと思いますが、2018年の春に3Dプリンターを買って、家でいろいろ作るようになりました。プログラムと文章ばっか書いてたソフトな僕が、なんと物理的なものづくりを始めてしまったんですな。

折り畳み脚のテーブルとかテント泊用の調味料入れとか、思いつくものを全部作ってた時期がありました。(本業そっちのけ)

今でもこの時に作った大量の折りたたみテーブルが家にあるんですよね。売れるものは売っちゃったんだけど試作品がたくさんあったり…。どう処分しよう。
鼻笛も作れるんじゃね?ってなった
色々作って、次は何を作ろうかなと考えてみたら、「あ、昔もらった鼻笛のあれ、3Dプリンターで作れそうだな」って思いつきました。思いついたらすぐ設計してプリント。
元ネタがあのときの薄いノーズフルートだったので、自分で試作したやつも薄い感じになりました。「ちゃんと演奏できます」って自信満々に書いてるけど、今となっては性能が低すぎて恥ずかしい…。「一応音は出ます」くらいのものです。こんなものでドヤ顔しちゃって…。

しかもそれを、会う人会う人に配っているという。おいやめろ、そんなものを配るんじゃない。俺は知ってるんだ、その鼻笛はお前しか吹けない。
しかし、配っていくうちに問題があることに気づいていくのでした。
鼻の形とか大きさによって鼻息が漏れてしまって音が出ない?
ようやく自分が作ってきたものがゴミだと気づきました。色々直して、さぁどうなった。
「これで完成っと」
待て待て待て。全然完成してねーわ。お前はどこで完成と思ったのか3時間くらい問い詰めたい。
改良はまだまだ始まったばかりなので次のページ。