西郷隆盛 (上野公園)
未来を思う目線の角度: 約マイナス10度 |
西郷どん。たいへん有名な幕末の志士である。だからこそ銅像にもなってるわけだけど。
江戸時代を終わらせ、近代の日本の原型をつくった。そのまなざしはさぞや遠くを見ているはず、と思ったらなんと水平線の下だった。約マイナス10度。
晩年失脚してふるさとに戻ったというが、もしやそのせいだろうか。気落ちしてちょっと下を向く西郷どんの姿は見たくない。
ところが、離れてみるとちゃんと上を向いているようにみえる。
矢印の男性と比較すると分かるが、銅像はじつはかなり大きくて高いところにある。そうすると西郷どんはたいして上を見ていなくても、こちらの頭越しにはるか遠くを見上げているように見えるのだ。
やばい。なんだか結論めいたものが見えてくるようだが、気づかないようにして次へ。