福沢諭吉 (慶応義塾大学)
未来を思う目線の角度: 約0度 |
上の写真は福沢諭吉さんなのだが、何か違和感がないだろうか。お札で見るいつもの姿とちょっと違う。
慶応大学のキャンパス内で撮ったのだけど、銅像のまわりにとくに名前を書いた札もないので、この銅像で正しいのか不安になってしまった。(最終的に近くにいた方に聞きました)
それと、今回めぐった銅像の中で、自分の目の高さに一番近かったのも印象的だった。身近な感じがして、なにかうれしい。お高いところにとまらない、人の上に人を作らずなところを体現しているのだろうか。
そんな福沢さんの視線の角度は0度。もうだいたい分かってきたが、偉人の銅像はそんなに上を向いてない。なんだよもう。
それはそうと、wikipediaにのっている福沢さんの若い頃の写真がとてもイケメンでびっくり。かっこいいです。
安井誠一郎 (上野公園)
未来を思う目線の角度: 約4度 |
これまた渋い銅像である。初代東京都知事とのこと。西郷さんの写真を撮りにいった上野公園で見つけ、なんとなく碑文を読んだらたいそう名文で、おもわず写真(ページ下)に撮ってしまった。
焼け野原になった東京を復興させ、さらに東京オリンピックまで誘致したらしい。たいへんな仕事である。
そんな偉いひとの横で、ぼくは三脚を手に持ってタイマーでその横顔を撮る。こうしないと目の高さにならないのだ。業績に感動しておきながらなにをしているのか。
目線の角度は4度。めずらしく微妙に上向きだが、そろそろ上を向いた像が欲しいというぼくの気持ちが測定に誤差を与えている点も否めない。