これが「してんマップ」だ!
デイリーポータルZでは20年間、いろいろな場所を取材してたくさんの記事を書いてきた。
と、言葉で言うのは簡単だが、現場ではカメラを壊したり雨に降られたり電車に乗り遅れたりといろいろあったことだろう(もちろんいいこともたくさんありましたよ)。
それぞれの場所には記事を書いたライターにしかわからないエピソードが残されているのだ。
たとえば、鳥取にまだスタバがなかった頃、鳥取から一番近いスタバを探しに行った時に見た鳥取砂丘は広大だった。
いっぽう、ライター佐伯さんが出社途中に急に思い立ってやってきた鳥取砂丘は、同じ場所でもまったく違った景色に見えたに違いない。
それぞれのエピソードをもとに景色を見ると、それは違って見えるんじゃないか。
見える景色は人それぞれ、それが「してんマップ」のテーマです。してんマップを使って誰かの「してん」で街を見てみましょう。
してんマップの遊び方
「してんマップ」を開くと地図上にオレンジのピンが立っているので、気になる場所まで移動してピンをクリックしてみてもらいたい。
そうするとその場所で誰かが見た風景が表示される。
なんでもない池のように見えるが、ライター地主さんにとっては懐かしいエピソード満載の景色なのだ。それを知ってから同じ池を見るときっと違って見えるはず。
場所を切り口に過去記事を見られます
いまのところ入力されている情報は、デイリーポータルZの記事からピックアップしたものである。つまり地図から、そこで取材された記事を逆引きすることができるわけだ。
こんな場所でなに取材したの?うちの近所でこんな食べ物が!この記事とこの記事、実は近かったんだ!などなど。
してんマップを使うことで「場所」を切り口にデイリーポータルZの記事を読み直すことができる。
あなたの投稿を募集します
2022年10月7日現在、収録されているデータはデイリーポータルZの記事をもとにしたスポットだけだが、これから皆さんからの投稿も加えて、「してんマップ」をさらに充実させていこうと思っています。ぜひご協力ください。
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今後は「してんマップ」を使った街歩きイベントやワークショップなんかもやります。やりたいです、って書くとやらなさそうだから、やりますと書きました。やります。
デイリーポータルZが100周年をむかえる頃には、日本中をピンが埋めつくすくらい「してん」が集まっていることを夢見ています。
※「してんマップ」はデイリーポータルZと株式会社デンソーとの共同開発です。