トルコとの縁(えにし)
私は以前、「トルコのめちゃくちゃ小さい水餃子・マントゥを手作りする」という記事を書きました。
その際、編集部の石川さんのトルコの友人・トルガさんが現代トルコのマントゥ事情を教えてくれました。
「マントゥはときどき食べるよ。ただ、工場で作った既製品を食べるよ。自分で作ったことは一回もないなあ。しんどいし。」とのこと。私もあまりにしんどくて「工場で作ってくれ」と思いましたね・・・
私のマントゥ師匠トルガが、なんと先月開催された「ヘボコン」という大会出場のため、日本に旅行に来ることに!
いち観客として「おめでとう~」と思っていたところ、石川さんから「マントゥの記事もありましたし、トルコメンバーと一緒にトルコ料理作りませんか?」というお誘いが。
あ、ありがたい機会!日本のワンルームで孤独にマントゥを作ったことが、こんなワールドワイドな催しに繋がるとは・・・!お誘いメッセージを見た直後、即有給申請をしました。
買い出し
食材の購入から参加するため、護国寺へ。
アディルはパンクロックが好きだそう。なお、この日本旅行中、新橋のTAMIYAショップに行ったのだとか。
まずはハラルマーケットに行きました。
スパイス売り場で「これと、これが必要で・・・」とアディルが手際よくカゴに入れていきます。
見つけるのが意外と大変だったのが、牛100%のミンチです。
スーパーを4軒はしごしても、あるのはどれも豚肉との合い挽きのみ。歩いて歩いて大塚駅アトレヴィの肉屋「タカギミート」でようやくゲットしました。(異国のスパイスよりも購入に難航するとは・・・)
アディルとは、買い出しの3時間ずっと話がとぎれませんでした。
最初は仕事の話や今回の日本旅行について話していたのですが、引き出しの手前にある質問は大体しゃべりつくして、気がつけばHip-Hopアーティストのドラッグ問題や少子化について語りあっていました。
早速クッキングスタート
買い出しも終わり帰宅。トルコメンバーの泊まる家に到着すると、メンバーも続々集まってきました。
今日一緒にクッキングにいそしむのはこちらのメンバー!
購入した食材はこちら
きゅうりや玉ねぎなどの野菜は、「トルコのものと色や形が違う」とのことでしたが、ニアピン許容で購入しました。
バターたっぷり!ひよこ豆のピラフ
トルコの主食はパンらしいですが、米も食べるそうです。今回はトルコ料理のピラフを作ることに。トルコ語では「Pilav」(ピラウ)と言うみたいです。
トルコでよく食べるお米は、タイ米のような長い品種ではなく、日本のお米と似た短粒種だそう。
アディルと買い出しに行ったとき、スーパーに米が全然ありませんでした(そういう時期)。
ダイエット用のこんにゃく米が棚に残っていて、アディルに「これでよくない?」と聞かれて、「だめだ、これはfake riceだ」と言ってしまいました。ごめん、こんにゃく米。あんまりな言い方やったよな・・・
エジェはおばあちゃんやお母さんから料理を教えてもらい、トルコの自宅ではよく自炊をするそうです。
エジェが用意したのは深めのフライパン1つ。炊飯器は使わないのかな・・・?と見学していたら、
5cm角キューブのバターがフライパンを滑っていきます。見慣れない光景です・・・!
さらに、
「お米はカップすりきり」がすり込まれた脳には、ちょっぴりドキドキハラハラする調理・・・
土鍋炊きご飯の作り方に、米と豆を炒める過程をプラスした感じでした。
エジェが、「中身が気になると思うけど、絶対にフタを開けないでね」とアドバイス。調理にちょくちょく違いはあれど、「赤子泣いても蓋取るな」は共通です。

