特集 2025年8月5日

トルコの友人と日本で作るトルコ料理(おいしい)

ヨーグルトたっぷり飲めちゃうサラダ「ジュジャック」、クミン香る肉だんご「イズミール・キョフテ」、うまみたっぷりの真っ白なぶどう酒「ラク」・・・

エキゾチックでありながら、スッと舌と胃になじむ不思議なトルコ料理。

はるばるトルコからやってきたメンバーとトルコ料理を作りました。

大阪で生まれ育ちました。工作と漢字が好きです。チェキで盆栽を撮影したり、豆腐を千切りしたりしています。

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トルコとの縁(えにし)

私は以前、「トルコのめちゃくちゃ小さい水餃子・マントゥを手作りする」という記事を書きました。

スプーンに5~6個乗るギョウザです

その際、編集部の石川さんのトルコの友人・トルガさんが現代トルコのマントゥ事情を教えてくれました。

「マントゥはときどき食べるよ。ただ、工場で作った既製品を食べるよ。自分で作ったことは一回もないなあ。しんどいし。」とのこと。私もあまりにしんどくて「工場で作ってくれ」と思いましたね・・・

「数時間かけてつくったマントゥがこんだけしか無いのか」顔
この顔がトルガにうけた

 

私のマントゥ師匠トルガが、なんと先月開催された「ヘボコン」という大会出場のため、日本に旅行に来ることに!

トルガのチーム「Hallederiz(意味:うちらがやったるで)」は、
「Mōtā Tsuki no Ishi」(意味:モーター付きの石)で栄誉ある「最ヘボ賞」を受賞!

いち観客として「おめでとう~」と思っていたところ、石川さんから「マントゥの記事もありましたし、トルコメンバーと一緒にトルコ料理作りませんか?」というお誘いが。

あ、ありがたい機会!日本のワンルームで孤独にマントゥを作ったことが、こんなワールドワイドな催しに繋がるとは・・・!お誘いメッセージを見た直後、即有給申請をしました。

 

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買い出し

食材の購入から参加するため、護国寺へ。

動画編集担当のメンバー・アディル(Adil)と2人で買い出しに。

アディルはパンクロックが好きだそう。なお、この日本旅行中、新橋のTAMIYAショップに行ったのだとか。

まずはハラルマーケットに行きました。


スパイス売り場で「これと、これが必要で・・・」とアディルが手際よくカゴに入れていきます。

見つけるのが意外と大変だったのが、牛100%のミンチです。

スーパーを4軒はしごしても、あるのはどれも豚肉との合い挽きのみ。歩いて歩いて大塚駅アトレヴィの肉屋「タカギミート」でようやくゲットしました。(異国のスパイスよりも購入に難航するとは・・・)

アディルとは、買い出しの3時間ずっと話がとぎれませんでした。

最初は仕事の話や今回の日本旅行について話していたのですが、引き出しの手前にある質問は大体しゃべりつくして、気がつけばHip-Hopアーティストのドラッグ問題や少子化について語りあっていました。

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早速クッキングスタート

買い出しも終わり帰宅。トルコメンバーの泊まる家に到着すると、メンバーも続々集まってきました。

今日一緒にクッキングにいそしむのはこちらのメンバー!

料理上手なトルコチームと、
メガネの似合う日本チーム!

購入した食材はこちら

こちらのスパイス&豆と、
野菜、ヨーグルトなど

きゅうりや玉ねぎなどの野菜は、「トルコのものと色や形が違う」とのことでしたが、ニアピン許容で購入しました。

トルガがすでにビール片手な中、クッキングスタートです!
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バターたっぷり!ひよこ豆のピラフ

トルコの主食はパンらしいですが、米も食べるそうです。今回はトルコ料理のピラフを作ることに。トルコ語では「Pilav」(ピラウ)と言うみたいです。

使うのは一般的な日本のお米。

トルコでよく食べるお米は、タイ米のような長い品種ではなく、日本のお米と似た短粒種だそう。

アディルと買い出しに行ったとき、スーパーに米が全然ありませんでした(そういう時期)。

ダイエット用のこんにゃく米が棚に残っていて、アディルに「これでよくない?」と聞かれて、「だめだ、これはfake riceだ」と言ってしまいました。ごめん、こんにゃく米。あんまりな言い方やったよな・・・

ピラフの作り方を教えてくれるのはエジェ。「トルコ人に秋葉原のケバブを食べてもらう」という記事にも出てくれていました。今回の旅行で、「東京」のタトゥーを入れるほどの日本好き。

エジェはおばあちゃんやお母さんから料理を教えてもらい、トルコの自宅ではよく自炊をするそうです。

エジェが用意したのは深めのフライパン1つ。炊飯器は使わないのかな・・・?と見学していたら、

さっそくめっちゃバター入れた!

5cm角キューブのバターがフライパンを滑っていきます。見慣れない光景です・・・!

さらに、

エジェがキッチンにあった適当なマグカップにザーっと米を入れました。

「お米はカップすりきり」がすり込まれた脳には、ちょっぴりドキドキハラハラする調理・・・

バターをとかしたフライパンに、米とひよこ豆とを炒めていきます。(すでに食欲そそるにおい)
沸かしたお湯をカップ3杯ほどいれて・・・(水ではなくお湯を入れるんですね)
フタをしめて中火で炊きあげます。

土鍋炊きご飯の作り方に、米と豆を炒める過程をプラスした感じでした。

エジェが、「中身が気になると思うけど、絶対にフタを開けないでね」とアドバイス。調理にちょくちょく違いはあれど、「赤子泣いても蓋取るな」は共通です。

⏩ レモンでさわやか「羊飼いのサラダ」

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