わかめと麺で祝う
韓国 |
韓国では誕生日にわかめスープを飲むのだそうだ。
日本ではメモリアル感の薄いわかめがお隣韓国では誕生日に幅をきかせている。

出産した後お母さんが栄養を取るためにわかめスープをたくさん飲むことが風習の由来らしい。
出産直後の母を誕生日に思うって日本にはない感覚なんじゃないか。旅のはじめにいきなり世界に触れた新鮮。
中国 |
中国は広い上に歴史も長く、伝統文化も色々みたいだ。一般的に誕生日には麺を食べるらしい。
「長く生きる」という、長寿の願いがこもっている。麺のレシピも場所によって色々あるようなので、とりあえずラーメンでいっか。

日本時間で現在深夜1時。パーティーはまだ始まったばかりのはずなのだけど、行きがかり上いきなり飲み会の後みたいになっている。
真夜中のピニャータ割り
フィリピン |
お菓子やおもちゃの入ったゴム風船や張りぼてを吊し、目隠しをしてそれをつっついて割るゲームがピニャータ割りだそうだ。
フィリピン以外でもメキシコやカリフォルニアなどで誕生日イベントとして行われるらしい。「おさるのジョージ」で観た覚えがあるぞ。
ゴム風船にかなり無理無理アメ玉なんかを突っ込んでふくらました手製ピニャータを作成した。

公園で木に吊し、目隠ししてつつく。深夜。
ピニャータが割れた時は暗闇に音が響いてびっくりした。
しかも暗くてちらばったあめ玉が暗すぎて見つからない。携帯の光を手がかりに真夜中の公園でアメ玉を拾った。
来年はちゃんと昼間にやろう
タイ |
今回調べていて知ったのだけど、海外では誕生日の人が自らからパーティーを開いたり、おごったり、プレゼントを渡したりする国が多いようだ。タイもそんな国の一つ。
どちらかというと、祝ってもらう側、受動的誕生日に慣れている私としてはちょっと照れくさいが、甘んじて得意の鳥の照り焼きをこしらえて振る舞うことにした。

時刻は深夜2時。
振る舞うにも家の者は皆寝静まっている。 明日の朝にでも食べてもらおう。

なにやら誕生日らしからぬ行事が続いているが、 日付のラインは時間と共に構わず西へ進んでいく。次はロシア。どんな風習が私を待ち受けているのか。