事務所にあった雑貨たちが、まさか豪華に
ことの発端は、おまけ作りだった。
過去の記事で使って事務所にあるあれやこれやの雑貨を、イベント物販のおまけにしたのだ。
ただ渡すだけでは意味が分からないから、どの記事で使った雑貨か、記事を出力したものとセットにして袋詰めすることにした。
ちょっと袋詰めにしただけでプレゼントとかお土産とか、そういう贈呈の付加価値がついてしまった。
実際、会場ではこのオマケが大好評、一瞬にしてはけた。ありがとうございます!
このとき袋として使ったのがOPP袋である。店頭でのラッピングなどによく見かける袋で、透明度が高くパリッとしている。ポリ袋や紙袋とはちょっと違う包装の質感がある。
OPP袋ってすごい。足のうらから地面を通してずずずずず、と感じ取った出来事だった。
どうかと思う種類の多さ
そんな魔法の袋、OPP袋の力をもっと知りたい。
そもそもOPP袋ってどこで売られてるんだろう。調べて、包装用品の専門店があることを知った。業務用のお店だ。
都心には思った以上にあちこちにあるようで、事務所の近くのお店に行ってみると、これがすごい。
どわーっと1面の壁がすべてOPP袋で埋まっている。どうかと思うほどの種類。
大丈夫か、こんなに種類展開して売れるのか。素人ながらに焦るサイズ展開だ。
洋服メーカーGAPのお店にいくとそのサイズ展開の多さに右往左往するのだが、GAPどころの話じゃない。どうしてこんなことになっちゃったんだ。
4、500種類あるらしい
実際どれぐらいあるものなのか、お店においてあった「クリスタルパック」というOPP袋を作っているメーカー、シモジマさんに聞いてみた。
「4、500種類でしょうか。ちょっと調べなければ分からないほどありまして……」だそうだ。うおー。
正式に数を発表されるようでしたらきちんとお調べします、とのことだったのだがつい「あっ、いや、大丈夫です!」と辞去した。むしろ、調べなければわからないほどの種類というお答えでOPP袋の世界のとんでもなさに触れられた気がする。
サイズ別で300種類ほどあるほか、口が切りっぱなしのもの、フタとしてシールテープのついたもの、ヘッダーとよばれる ぶら下げる穴の部分がついたものなどの種類があり、さらにブランドの別もあるそうだ。
それにしても、300種類のサイズとは、なんでそんなに増えちゃったんだろう。要望にこたえた結果なのかな? と思ったが一概にそうとも言えないらしい。
「たくさんのサイズがあるということを売りにしておりますので、その結果かと思います。お客様からの要望で作ることもありますし、逆にこちらでサイズ先行で作ったものが思いもよならい形でお使いいただいていることもあるようです」
ほほー。ちなみに売れ筋はA4サイズ。チラシと一緒にノベルティを詰めて店頭に置くなど、量が必要な用途が多いそうだ。
最近は自宅で写真をプリントする人が増えたせいか、写真サイズの袋もよく出ているのだそう。
自宅に写真プリンタが登場することで袋の世界にも影響が。なるほどー。