袖机、1段目の中身を1000円相当に
袖机からざざざざざーっとポリ袋に移した。ちなみに会社で席替えがあったとき、私はこのようにポリ袋にまとめて次の席へと移動する(移動さきでまた袋から引き出しにザザザーッと物を入れるのだ)。
思えば苦労をかけている袖机の1番目の物たち。今日は日の目を見せてあげたい。
みっちり、いろとりどりに、いろんな要素を詰める |
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あっ!
と、うっかり声を上げてしまったのは私だけでしょうか。どうだろう、結構なんだかいいもの風になったような気がするのは 親ばかの頭だろうか。
散らかっていると全部ゴミに見える本も、本棚にそろえて入れるとそれなりに見える、それと同じことか。袋って収納術だったのか。
続いて袋にシールを貼ってみた。商品っぽくなるんじゃないか。
シールを貼る |
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うーん。さすがにシールだけでは劇的には変わらないか。ただ、Zくんのシールを貼ったことで当サイトのオリジナル品のようにも見えなくもない。
あとは…紙だ
ほかにも何か……。あ、そうだ。紙を入れなくては。
内容を説明するようなパンフレットや読み物が入っているとぐっとありがたみが増すことが前ページで判明している。紙、なんだろう……、私の袖机の中身ということは、ここは履歴書だろうか。
「先日、参加したイベントを通してOPP袋に詰めることの大切さに気づきました。さらにOPP袋に親しみその魅力を自身に実感させたいと思っております。今後の生活を豊かにすべく、最終的にはOPP袋の効果を日常にも応用できればいいと考え、今回 志望させていただきました。」
志望動機も前のめりな感じで書き込んだ履歴書を同封する。
と、何に志望しているんだろう私は。
紙を入れる |
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しまった、脱線した
後ろ面に履歴書を入れ、私の袖机1段目パックは完成した。
……しまった。いいところまでいっていたのに、最後の一押しで一気にわからないものになってしまった。 ハンドクリームと繰り出し糊とサイコロなどなどがみちみちに詰まった袋の中に、私の履歴書が入っている。
なんだろう。分からない。
OPP袋はあなたを待っている
履歴書は明らかに余計だったが、思った以上にいいところまでいった手ごたえはあった。袖机のガラクタたちがぴかぴかしていた。
OPP袋はとにかく種類が多い。
「用途を想定せずに作った袋を、鉛筆3本をセットするのに丁度いいとおっしゃるお客さまがいらして、ああそういう使い方があるのかと気づいたことがありましたね」という話しをメーカーの方がしていた。もしかしたら私の袖机のガラクタを入れるのにもっと丁度いい袋があるのかもしれないぞ。
OPP袋は、使われるのをじっと待っているのだ。
探そう、もっときっちりみかんがいっぱい詰まる袋と、あと、袖机の2段目のガラクタがきっちり納まる袋を。そのときはもう履歴書は入れませんから!