サイも赤ちゃんの頃はかわいいのか
横浜市にある金沢動物園で生まれたのはインドサイの赤ちゃん(名前はブンタ)。国内でのインドサイの繁殖は4例目なのだとか。サイの赤ちゃんが見られる機会は貴重なのだ。
しかしサイというとなんといっても立派なツノ、そいて分厚い皮膚だろう。このイメージからするとあまり「かわいい!」とさわぎたてる対象ではないように思う。
しかし動物の赤ちゃんは例外なくかわいい、の法則に則るとこの恐竜の生き残りみたいなサイだって、赤ちゃんの頃はかわいいということになる。まさかと思うだろう。
実際はどうなのか。行ってみてきた。
動物園に着くといちもくさんにサイ舎へと向かった。途中いたゾウもキリンも今日ばかりは無視だ。
平日の昼間ということもあって、サイ舎はがらんとしていた。ほとんど人がいない。いやほとんどじゃなくて、僕しかいない。
どうでもいい話だが、僕はかつて旅行中に野生のゾウに追いかけられたことがある。子ゾウがかわいかったので立ち止まってカメラを向けたら親が怒ったのだ。逃げながらカメラ落として、後で取りに行った。ゾウ、超怖かった。今回、人の少ない動物園でサイの赤ちゃんを見に行く途中、そんなことを思い出していた。
半分くらいの期待を胸にサイ舎の大きな窓をのぞきこむ。どうだ、かわいいのか。
でも、サイいない。なんだか隅の方にでかい動物がいる気配を感じるのだが、視角的に見えない位置なのだ。
そこに見つけたこの小窓。
サイ舎奥をのぞけるポイントに観察窓があいていた。ここからまだ見ぬ赤ちゃんサイが見えるのだろうか。
いた!
どんな大きさだ。
やっぱり「かわいい!」とはしゃげる感じではなく、むしろ怖い。にらまれたら動けなくなる系のすごみだ。あのツノでつつかれたらひとたまりもないだろう。
ちょっとまて違うぞ。この顔、親だろう。
目線を下げるとお母さんサイの後ろ足のあたりになにやら小さな足が見えていた。もしかしてあれが赤ちゃんサイなのだろうか?こっち向いてよ、サイちゃん!
衝撃のかわいいサイ写真は次のページまで引っ張ります。