訳などいらない
サイの赤ちゃんはかわいかった。
写真でうまく伝わったかどうか不安だが、実際にこの目で見てそう感じたのは確かだ。その理由は結局わからずじまいだったけれど、乱暴に言ってしまえばかわいいに理由なんてない、ということじゃないのか。
みなさんも機会があったらサイの赤ちゃん見に行ってください。なんだかよくわからないけどかわいいですから。
他にもかわいい動物の赤ちゃんを観察して「サイかわいい」の基準をなんとか明らかにしたい。
こちらはご存じコアラ。去年11月に生まれた赤ちゃんがいる。コアラは基本的にぬいぐるみっぽいので親ですらかわいいのだが、加えて赤ちゃんだ。どうにかなってしまうんじゃないかと思う。
下の写真見て欲しい。もうだめ、書くことない。
赤ちゃんコアラはよちよちと動き回っている。その一足一足が意味わかんないくらいかわいいのだ。
これ絶対人間からかわいい、って思われてるって自覚してる動きだろう。でなきゃこんなかわいいわけがない。
たとえそんな打算があったとしても、このかわいさは簡単にはまねできない。
ここでわかった。そうか、赤ちゃんはよちよち歩く仕草がかわいいんじゃないのか。サイもきっとそうに違いない!
はいではその目のままで、サイ見てください!
サイの赤ちゃんは親サイと同じくらいのペースでいたってキビキビ動き回っていた。よちよち=かわいい、の法則でも説明がつかないわけだ。
200キロあるのに、瞳も大きくないのに、毛も生えていないのに、鎧なのに、尻がわけわかんない形状なのに、よちよちしてないのに、それでもかわいいなんておかしな話だ。
悩む僕の目の前で、コアラの赤ちゃんがお母さんの背中に飛び乗った。
サイの赤ちゃんはかわいかった。
写真でうまく伝わったかどうか不安だが、実際にこの目で見てそう感じたのは確かだ。その理由は結局わからずじまいだったけれど、乱暴に言ってしまえばかわいいに理由なんてない、ということじゃないのか。
みなさんも機会があったらサイの赤ちゃん見に行ってください。なんだかよくわからないけどかわいいですから。
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