だまされてジーンズの街「児島」(デジタルリマスター)

岡山県倉敷市の南部に「児島」と言う街がある。
この児島という街は国内ジーンズの発祥の地で、現在も多くのジーンズメーカーがお店を構えており、「ジーンズの街」として有名だ。ジーンズミュージアムやジーンズバスというバスが走っているなど、街全体がジーンズを全面に押し出している。国内ジーンズの聖地と言ってもいいかもしれない。
と、もっともらしく書いたが実は僕は児島が「ジーンズの街」であること知らなかった。そのため今回、そんなジーンズの街「児島」にだまされて行ってきました。
※2009年11月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮


ジーンズの街「児島」
岡山駅から快速マリンライナーという電車に揺られること25分、児島という街に着く。駅からは瀬戸内海を見ることができ、僕が行った日は天気がよく海のキラキラがとても眩しかった。
僕が児島について知っていることは当サイトのWebマスター林さんから聞いていたひとつだけだったので、まず児島駅構内の観光案内所で児島の見どころを聞いた。

見どころを聞くと、案内所の女性は児島は「ジーンズの街」なのでジーンズミュージアムに行くといいと教えてくれた。レンタサイクルがあるというのでそれ借り、僕はまずジーンズミュージアムに向かうことにした。

ジーンズミュージアムに向かいます
ジーンズミュージアムに向けて自転車をこいでいると、児島と言う街が「ジーンズの街」であることを嫌と言うほど知ることができる。冒頭にも書いたが僕は児島に来るまで児島が「ジーンズの街」であること知らなかったのだ。林さんは児島が「ジーンズの街」とは一言も言っていなかった。


観光案内所で児島について教えてもたったところ、僕が林さんから聞いていた児島とはだいぶ違っていた。そのためかジーンズミュージアムに向かう道中は平坦だったけれどペダルがとても重かった。


ジーンズはオシャレだ!
ジーンズミュージアムは2階建てで1階では昔ジーンズを縫っていたミシンなどが展示されジーンズの歴史を知ることができる。僕はあまりファッションに興味がないのだけれど、古い道具には趣があり見ていて楽しかった。

2階ではオーダージーンズを作ることができるとのことで、生地やボタンなどが展示されている。いろいろな種類があって見ていて飽きない。ファッショが好きな人の気持ちが少し理解できた瞬間だった。


もう一度「児島」について考え直す
ジーンズミュージアムから徒歩1分もしないところに、アウトレットのお店がある。ここではとても安くジーンズが売られている。僕が訪れた時は、店内にはカップルと家族連れがそれぞれ一組いて「安いね」などの会話が聞こえた。

僕も店内を一通り見て、お店の外の喫煙スペースのベンチに座った。そして、観光案内所でもらった児島のパンフレットをもう一度見返した。

林さんから「学生服の街」と聞かされていた
今までの僕が映った写真を見ると、僕が学生服を着ているのが分かると思う。別に僕の趣味で学生服を着ているわけではない。これは林さんが「児島は『学生服の街』だから、学生服を着ていきなよ」と言うから着てきたのだ。でも児島は「学生服の街」ではなかった。「ジーンズの街」だった。

そもそも学生でもない僕が学生服を着ているのもおかしいのに、「学生服の街」という前提条件すら間違っているのだから、もう意味が分からない。高校時代、微分積分の意味が分からなかったが、それ以上に分からない。
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