ジーンズの街「児島」
岡山駅から快速マリンライナーという電車に揺られること25分、児島という街に着く。駅からは瀬戸内海を見ることができ、僕が行った日は天気がよく海のキラキラがとても眩しかった。
僕が児島について知っていることは当サイトのWebマスター林さんから聞いていたひとつだけだったので、まず児島駅構内の観光案内所で児島の見どころを聞いた。
見どころを聞くと、案内所の女性は児島は「ジーンズの街」なのでジーンズミュージアムに行くといいと教えてくれた。レンタサイクルがあるというのでそれ借り、僕はまずジーンズミュージアムに向かうことにした。
ジーンズミュージアムに向かいます
ジーンズミュージアムに向けて自転車をこいでいると、児島と言う街が「ジーンズの街」であることを嫌と言うほど知ることができる。冒頭にも書いたが僕は児島に来るまで児島が「ジーンズの街」であること知らなかったのだ。林さんは児島が「ジーンズの街」とは一言も言っていなかった。
観光案内所で児島について教えてもたったところ、僕が林さんから聞いていた児島とはだいぶ違っていた。そのためかジーンズミュージアムに向かう道中は平坦だったけれどペダルがとても重かった。
ジーンズはオシャレだ!
ジーンズミュージアムは2階建てで1階では昔ジーンズを縫っていたミシンなどが展示されジーンズの歴史を知ることができる。僕はあまりファッションに興味がないのだけれど、古い道具には趣があり見ていて楽しかった。
2階ではオーダージーンズを作ることができるとのことで、生地やボタンなどが展示されている。いろいろな種類があって見ていて飽きない。ファッショが好きな人の気持ちが少し理解できた瞬間だった。
もう一度「児島」について考え直す
ジーンズミュージアムから徒歩1分もしないところに、アウトレットのお店がある。ここではとても安くジーンズが売られている。僕が訪れた時は、店内にはカップルと家族連れがそれぞれ一組いて「安いね」などの会話が聞こえた。
僕も店内を一通り見て、お店の外の喫煙スペースのベンチに座った。そして、観光案内所でもらった児島のパンフレットをもう一度見返した。
林さんから「学生服の街」と聞かされていた
今までの僕が映った写真を見ると、僕が学生服を着ているのが分かると思う。別に僕の趣味で学生服を着ているわけではない。これは林さんが「児島は『学生服の街』だから、学生服を着ていきなよ」と言うから着てきたのだ。でも児島は「学生服の街」ではなかった。「ジーンズの街」だった。
そもそも学生でもない僕が学生服を着ているのもおかしいのに、「学生服の街」という前提条件すら間違っているのだから、もう意味が分からない。高校時代、微分積分の意味が分からなかったが、それ以上に分からない。