しかし意外と見つからない
今回やってきたのは観光地としても有名な那覇市にある牧志公設市場周辺。いくつもの商店街や小さな路地が交錯し、お土産店などがひしめきあう賑やかな地域です。そして、市場周辺で働く人をターゲットにしたお弁当やお惣菜を売るお店もたくさんあるのです。
これは残念ながら160円。それでも安い。
丼物は250円した。
しばらく探し歩いてみましたが、100円弁当は意外と見つかりません。惣菜屋の人に聞いてみると「100円で売っていたら商売にならないよ!」と言われてしまいました。まぁ確かに100円だと儲けはほとんど無さそうです。
結局、市場周辺では100円弁当は見つからず。100円で見つけたものといえば、カットしたドラゴンフルーツ(赤・白)とパパイヤのパック。食後のデザートにフレッシュなフルーツはいいかもしれません。
太平通りがアツイ
このあたりには牧志公設市場につづく「市場通り商店街」の他にもいろいろな商店街があるのですが、なかでも「太平(たいへい)通り」は生活感たっぷり。八百屋や惣菜屋、喫茶店から日用品店まで生活に必要なものはひと通り揃ってしまうかもしれません。
弁当は250円ぐらいのものが多いようです。ボリュームもあるのでこれで250円なら男性でも満足できるはず。
でも今回探しているのは100円弁当。
でも今回探しているのは100円弁当。
どれも300円未満。
150円でも安い。
150円の弁当も多いです。さきほどの250円弁当に比べるとサイズこそ小さいですが、おかず3~4種類にご飯もぎっしり詰められているので、もしかしたら量は同じくらいかもしれません。メインのおかずの種類(トンカツ、ハンバーグ、チャンプルーなど)によって値段が違うみたいです。
100円!でも弁当ではなかった。
沖縄の雑炊、ボロボロじゅーしーは通常170円ですが(それでも安い)、時間帯によっては100円になるものも。ずっしり重くてボリューム満点です。
ついに100円弁当発見
11時頃から店頭に並び始めたお惣菜やお弁当。そんな中からようやく100円の表示を見つけました。
本当に100円でいいのだろうか。
おかずとご飯が入っているので間違いなく弁当です。
弁当のまわりに並べられた100円惣菜の種類の多さとボリュームにもビックリします。
弁当のまわりに並べられた100円惣菜の種類の多さとボリュームにもビックリします。
100円弁当は販売する数が少ないのか買う人が多いのか、すぐに無くなってしまうようです。
太平通りで買うことができた100円弁当は4種類でした。それぞれの内容を詳しく見てみましょう。
豚ピー弁当(100円)
メインのおかずは豚ピー。
沖縄にはチンジャオロースーに似た定食メニューで「牛ピー(ぎゅうぴー)」というものがあります。牛肉ピーマン炒め、略して牛ピー。このお弁当では牛肉の代わりに豚肉を使用しています。豚肉ピーマン炒め、略して豚ピーです。
沖縄にはチンジャオロースーに似た定食メニューで「牛ピー(ぎゅうぴー)」というものがあります。牛肉ピーマン炒め、略して牛ピー。このお弁当では牛肉の代わりに豚肉を使用しています。豚肉ピーマン炒め、略して豚ピーです。
牛ピーならぬ豚ピー
きんぴらごぼう
豚ピーは薄味の程よい味付け。油っこくもありません。
付け合わせにはカボチャを炊いたものと、甘く味付けされたきんぴらごぼう。
付け合わせにはカボチャを炊いたものと、甘く味付けされたきんぴらごぼう。
ご飯は茶碗2膳分くらいはありそうです。
ゴーヤーチャンプルー弁当(100円)
メインのおかずは沖縄ではおなじみゴーヤーチャンプルー。
かつおだしであっさりした味付けです。こちらも油っこさはありません。
かつおだしであっさりした味付けです。こちらも油っこさはありません。
ニンジンと卵もしっかり入っている
ポークときんぴらごぼう
付け合せはポークランチョンミートを焼いたものときんぴらごぼう。さきほどの豚ピー弁当と同じ店で買ったので、きんぴらごぼうは使い回しのようです。
フーチャンプルー弁当(100円)
メインのおかずはフーチャンプルー。車麩と野菜を炒めたものです。
こちらもかつおだし風味であっさりしています。
こちらもかつおだし風味であっさりしています。
豚肉入りフーチャンプルー
ひじきとこんにゃくの煮物
青菜(空芯菜)のにんにく炒め
ゆでたまご
こちらはおかずが4種類。それぞれは少ないですが、いろんな種類をのおかずを食べたい人におすすめです。メインのフーチャンプルーをはじめ、ひじきに青菜となかなかのヘルシーメニュー。どのおかずも油っこくなくあっさりしています。
アジの竜田揚げ弁当(100円)
メインのおかずはアジの竜田揚げ。
これまでのお弁当はパックいっぱいにご飯が敷き詰められていたのに対し、こちらはパックの3/4程度。開いた部分にはマーミナーチャンプルー(もやし炒め)が入っていました。
これまでのお弁当はパックいっぱいにご飯が敷き詰められていたのに対し、こちらはパックの3/4程度。開いた部分にはマーミナーチャンプルー(もやし炒め)が入っていました。
アジの下には玉子焼き
マーミナーチャンプルー
今までの弁当と比べると、ご飯少なめで魚がメインということでいちばんヘルシーかもしれません。
つい出来心で4種類の100円弁当を盛り合わせてみたところ、重箱に詰めることができそうなくらいのご馳走になってしまいました。まるでオードブル。
これでお値段は400円。500円ワンコインのお弁当を買ってもここまでのボリュームは無いのではないでしょうか。
おかずは12種類。ご飯はどんぶりに大盛り。肉、魚、野菜や海藻も食べられ栄養バランス満点です。一見すると味が濃そうですが、かつおだしで味付けされたものが多いため意外とあっさりしていました。
100円弁当だからと侮るなかれ。コンビニやスーパーで買う300円ぐらいの弁当に負けていません。
おかず違いで2種類の弁当を買うという贅沢な楽しみ方もできます。それでもたった200円。
100円弁当を追い求め、また沖縄県内の他の地域でも探してみたいと思います。100円弁当の旅は続く。