特集 2011年11月1日

ミロからつくるせんべいがうまい

ミロがたった1分でこんなせんべいに!という話です
ミロがたった1分でこんなせんべいに!という話です
ココア味の粉末飲料のミロ。子供のころ、あれを電子レンジでバリバリにして食べていた。

以前、記事で『卵かけチキンラーメン』を紹介したあと
「全然美味しくなかった」「さくらいさんの創作料理は信じられない」という声をチラホラ聞いた。

い、いや… ちゃんと絶賛してくれた人も居たんですよ…!!ふ、ふたりぐらい…!!!

そんなこんなで創作料理には不信感を抱かれているが、
友人には「食べものをわざわざまずそうに作りかえる記事をよく書いてるよね」とか言われたが、
(あぁ…、『かんぴょう手袋餃子』もそうか。)
今度は本当に美味しいですよ。ミロせんべい。
島根県生まれ。毛糸を自在に操れる人になりたい。地元に戻ったり上京したりを繰り返してるため、一体どこにいるのか分からないと言われることが多い。プログラマーっぽい仕事が本業。(動画インタビュー

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まずは作りかたから紹介

作りかたはすごく簡単だ。
まずミロにすごく少量の牛乳を加えて練る。
そして電子レンジで加熱する。

これだけだ。なんて簡単…!!
今回の主役・ミロ
今回の主役・ミロ
ミロはスプーン3杯。牛乳はほんのちょっと。
ミロはスプーン3杯。牛乳はほんのちょっと。
これを混ぜると…
これを混ぜると…
ペースト状に。キッチンペーパーに乗せる。
ペースト状に。キッチンペーパーに乗せる。
子供のころは、コップにペーストを入れた状態でレンジにかけてた。それだとすごく剥がしづらかったような記憶があるので、今回はこのやり方にしてみた。

どのぐらいレンジにかければよかったんだっけ…。
あまりに久々で、その辺りに関する記憶がない。試しに適当に1分半かけてみるか。(レンジは500Wです)



…そして、レンジにかけて1分半後…。

え…なんかモクモクと…え、、レンジから煙が出てる…??
ちょっとおさまった後。けむい…。臭い…。
ちょっとおさまった後。けむい…。臭い…。

1分ちょっとぐらいが丁度いい

1分半だとけむいし臭い。
しまった…、やりすぎたか。しかし、加熱時間が少なすぎても、ペースト感が残る。その加減が難しい。

何度か調整しつつやってみたところ、
「500Wで1分ちょっと」が丁度いい、と分かった。
40~50秒だとまだまだペースト
40~50秒だとまだまだペースト
1分半だと真ん中のほうは焦げてて食べれず。
1分半だと真ん中のほうは焦げてて食べれず。
程よい1分加熱でも、加熱を終えた直後の冷めないうちはまだちょっとやわらかい。時間が経たないうちにはがすと、せんべいに穴があいたりする。
レンジから出した直後だと破れやすい。
レンジから出した直後だと破れやすい。
温かいうちはやわらかいけど
温かいうちはやわらかいけど
冷めると硬くなる
冷めると硬くなる
そして、食べるとこれがほんとに美味しいのだ。
「駄菓子っぽい感じ」ではなく「ちゃんとした洋菓子店のチョコレート菓子みたい」!と思う。
どうでもいいが、ミロと髪と服がほぼ同色でちょっと見づらい
どうでもいいが、ミロと髪と服がほぼ同色でちょっと見づらい
それはそうと、レンジで焦げる寸前を実験しすぎて
「調理に失敗した」と近所にバレバレなぐらい焦げ臭い…。

焦げ臭さとチョコレートのあまーい香りが混ざり合って、どう考えても「チョコレートケーキを焼くのを大袈裟に失敗した」以外に考えられないような臭いが漂う。
換気をしてもなかなか消えてくれない。
焦げ臭くて徐々に気分が悪くなってきた
焦げ臭くて徐々に気分が悪くなってきた
さて、ここまではミロをパリパリにしたせんべいについて紹介してきたが、ミロ以外のものでもチャレンジしてみようか。
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クリープをせんべいにしたい

「子供のころクリープ単品で食べてた」という人の話は聞いたことがある。以前、三土さんの『留守番ごはん』の記事にも出てきた。
だが、私はクリープを食べずに成長した。

まだ4~5歳ごろだったか。祖母の家に行くと、家にある材料を駆使してアイスを作るという料理ごっこのような遊びをよくしていた。祖母に食べてもらうためだ。
あるとき「クリープ醤油アイス」をつくって祖母に渡した。だが、その見た目があまりに美味しくなさそうだった…というのが強烈に自分の記憶の中に残っており、
その影響でわりと長いあいだ「クリープはなんとなく苦手…。」という位置づけになっていたのだ。その影響で、というのもよく分からない話だが。

なので、クリープ自体についてはちゃんと味すら認識していない。



クリープもミロと同じ要領で溶いてみたが、ミロよりもペーストとして固い。見た目は固めのカスタードクリーム、といった感じだ。
今度はおまえだ、クリープ!
今度はおまえだ、クリープ!
写真うつりが鮮やか。こんなに黄色かったっけ・・・
写真うつりが鮮やか。こんなに黄色かったっけ…
このクリープペーストをレンジにかける。
そのレンジの中の様子をちょっと覗いてみたら、あまりに膨張していて焦る。
え、ミロはこんなことなかったのに!なんだこれ!
うわーーー膨らんでる!!
うわーーー膨らんでる!!
予想外の現象にかなりびっくりした。容器からこぼれそうな寸前でレンジを止める。
それを何度か繰り返して熱していった。

そしてできたのがこれ。なんだこれ…。
無残…。ミロみたいにはならず。
無残…。ミロみたいにはならず。
バリバリ剥がそうとするが、ボロボロと落ちる・・・!
バリバリ剥がそうとするが、ボロボロと落ちる…!
そして獲得できたせんべいがこれ。ミロと比べて薄い。
そして獲得できたせんべいがこれ。ミロと比べて薄い。
食べてみると、美味しい。硬いミルクケーキによく似てる…というかこれ、ちょっと甘さ控えめのミルクケーキだ。

馬場さんの記事『3時間煮ると牛乳は甘くなる』でも、甘さ控えめのミルクケーキっぽい味のものができあがっていた。
ということは、馬場さんがつくってたアレはクリープのペーストとも似てるんだろうか。

美味しいとは言え、ボロボロ崩れるのであまりに食べにくい。「クリープはペースト状にしたあと、熱して食べるのには向かない」というのが結論だ。
結論:クリープはせんべいにはならない
結論:クリープはせんべいにはならない

絵を描いて、ぬりえをしたい

世の中にはいろんな色の粉末飲料がでている。これらを駆使すれば、好きな絵柄のせんべいをつくれるんじゃないか。
ペーストで絵を描いて、それをちがう色のペーストで塗る。そして加熱だ。やってみよう。
こげ茶(ミロ)、クリープ(白)、人間を描きたい場合の肌色(紅茶オレ)、あとはカラフルな赤・黄色・緑の信号カラーに代用できそうな色をチョイス
こげ茶(ミロ)、クリープ(白)、人間を描きたい場合の肌色(紅茶オレ)、あとはカラフルな赤・黄色・緑の信号カラーに代用できそうな色をチョイス
まず念のため、「粉末のラテはせんべいになるか」について調べた。

今回は3色が同じメーカーなので、ひとつにおいてせんべいになればきっとあとは大丈夫!という基準とする。
パンプキンラテの粉末をペースト状に。練りからしに見える。
パンプキンラテの粉末をペースト状に。練りからしに見える。
熱してもクリープみたいなことにはならず。このまま硬化。
熱してもクリープみたいなことにはならず。このまま硬化。
食べてみたら、普通のパンプキン菓子と変わらない味。これもこれで美味しい。
美味しいが、ミロせんべいが普通の洋菓子店で売られている菓子だとしたら、ちょっと駄菓子感がある。

とりあえず、ラテもせんべいになってくれると分かったので、ぬりえにも使える!
キッチンペーパーの上に絵を描いて、それを塗ってみよう。
まず円を描いて…
まず円を描いて…
目と口を描いて…
目と口を描いて…
パンプキンペーストで塗る。あ、塗りにくい・・・
パンプキンペーストで塗る。あ、塗りにくい…
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ペーストでZくん、花、そして爬虫類

そしてZくんが完成。
出来がひどい…!と思ったので「あ、ひどい…」って書いてたが、こう見てみるとそこまでひどくもないじゃないか!と思うがどうか。
あ、ひどい…?いや、そんなでもない気もしてきた。
あ、ひどい…?いや、そんなでもない気もしてきた。
ミロとラテのペーストは比較的扱いやすかったが、クリープは圧倒的に扱いづらかった。

やっぱりそもそもなにかが違うんだろう。
ちょっと放置してたらすぐパサパサに。
ちょっと放置してたらすぐパサパサに。
各色のペーストを使って、適当に薔薇と蛇も描いてみた。
よし、これをレンジで熱してみよう。
薔薇。すごくひどい。いちごラテのペーストを使用。
薔薇。すごくひどい。いちごラテのペーストを使用。
蛇。抹茶ペースト使用。
蛇。抹茶ペースト使用。

熱してみよう!ペーストぬりえ

まずまとめてレンジへ入れてみたが、かなりの加熱ムラ。やっぱり回転しないオーブン用皿に乗せるとこうなるのか。あんまり認識してなかった…。
ついでにラテのほうがミロより加熱に時間が必要らしいと分かった。
オーブン用皿に乗せてまとめてレンジへイン
オーブン用皿に乗せてまとめてレンジへイン
うわ・・・ なんかZくん殴られたみたいになってる・・・!!
うわ… なんかZくん殴られたみたいになってる…!!
1分加熱後。顔もひどいが加熱ムラもひどい。
1分加熱後。顔もひどいが加熱ムラもひどい。
加熱ムラがひどかったので、個別に加熱してみることにした。
そして出来上がったのがコレ。ほんとにひどい。
こんなものを公開してすいません…と一応言っとかざるを得ないひどさだ。
誰だおまえ
誰だおまえ
跡形もない薔薇と、ツチノコですと言っても無理がある蛇
跡形もない薔薇と、ツチノコですと言っても無理がある蛇
この3つに関する感想を言うと、
ピンクのいちご風味のせんべいは、この中で1番駄菓子感が強かった。多分ラテ自体に使われてるいちご香料が強めに感じるためだろう。

パンプキンと抹茶に関しては、せんべいとしてもそこそこ美味しかったが、やっぱりこの粉末はラテにして飲みたい…と思った。
美味いが、甘いものを立て続けに食べすぎてそろそろ辛い…
美味いが、甘いものを立て続けに食べすぎてそろそろ辛い…

まとめ:やっぱりせんべいにするならミロ

クリープ、ラテなどいくつかの粉末をせんべい状にしようとしてみたが、やっぱりミロほどちゃんとしたせんべいにはなってくれなかった。
せんべいに適しているのはやっぱりミロだ。


同じメーカー・ネスレの同じココア飲料というジャンルのものならばもしかしてちょっとはミロに近いせんべいになったりするのでは…と期待して「白ココア」を買ってきてみた。
だが、これもせんべいにはならず。
同じメーカーのココア味の飲料同士だが
同じメーカーのココア味の飲料同士だが
白いほう、敗北。
白いほう、敗北。
そんな訳で、やっぱりせんべいにするならミロで、ミロをせんべいにすると本当に美味しい。このことは今後も声を大にして言いたい。

ペーストでロゴをトレースしようとしてたが…

今回まず絵を描くときに、DPZのロゴをトレースしてみようと思っていたが、ペーストは意外と周りへと流れて拡がりやすかった。
そしてすぐにキッチンペーパーの下に敷いてある元の絵が見えなくなってしまうので、トレースは断念した。
こういう作業って慣れたらどのぐらい上手く出来るようになるんだろう。
まあどっちにしろ、今回の企画では加熱した時点で絵が崩れてしまうので、どっちにしろアウトではあったが。
ペーストでトレース、素人には無理。
ペーストでトレース、素人には無理。
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