お湯はかけるな卵だけ!
「チキンラーメンに卵だけって、皿うどんのような食感なのか」と聞かれてハッとした。確かにそうだが、私は皿うどんのあの柔らかいような、かと思えば硬いようなあの食感が苦手・・・・という理由で「皿うどんって苦手だからあまり食べない」としてきたんだった。
だけどチキンラーメンに限ってはあの食感と、こってりとすき焼きみたいに食べる感じが好きだ。
・・・って、そういやすき焼きもそんなに好きじゃなかったんだった。なんなんだろう、これ。
とにかくすき焼き風の皿うどんっぽい食べ方のチキンラーメンは絶品なのだ、と思っている。
お湯を沸かす時間も不要!卵を割るだけ!
お湯をかけて普通の食べ方をしてしまったときにはちょっと後悔すらする。
唐突だが、今回はちょっと「挿絵を編み物でする」という試みをしてみる。たまに登場するのでお付き合い頂きたい。
さて、チキンラーメンの食べ方を具体的にお見せするとこんな感じ。
バキバキバキっと!
そして卵を乗せるだけ
全部食べてては塩辛いので、大体一袋は2~3回に分けて食べる。割ってからの方が卵も絡み易いし、比率的にも丁度いい。
昔からずっと、このように割って食べることにしてるので、あの卵ポケットが出来たときには重要性が全く共感できなかった。
通常より卵濃いめチキンラーメンをサッパリと
飽きたらお湯をかけても良いという柔軟性
さっきから「卵だけ卵だけ」と連呼しているが、食べてるうちに大体いつもお湯をかけたくなる。塩分で喉が渇くからか。
柔らかくなりかけだけど固め、という麺の食感と卵との絡み合いの濃厚っぷりを楽しんだ後、汁も一緒にサッパリと・・・・って、ちょっとこれひつまぶしみたいじゃないか。途中でお湯をかけることで別パターンの味わい方ができる辺りとか。
更にその後もう一段階楽しむ。熱を加えて茶碗蒸しにする。
麺を食べた後にレンジで50秒~1分程度で
茶碗蒸しっぽくなる
ちゃんと蒸すなりオーブンにかけるなりすれば、もっとちゃんとした茶碗蒸しになるんだろうが、ここはそんなに本気で調理する感じでもないので、レンジで50秒~1分程度である程度の茶碗蒸しっぽさ!というお手軽感でとりあえず満足。
チキンラーメン風味のエセ茶碗蒸し、20年以上続けてるが変わらぬ美味さだ。
一応塩分の摂り過ぎを懸念して、食べる頻度を少なめにしようと努めてはいる。そのためちょっとしたご褒美的な扱いにすらなりつつある。
他のインスタント麺で試してみる
この食べ方を他のインスタント麺で試してみた。
そもそもその他の麺を生で食べるの自体初めなのでちょっと恐る恐るだが、新しい発見があるかもしれない。
辛ラーメン
韓国で現地の学生と交友を持った経験のある人が
「韓国の学生は辛ラーメンをバキバキに砕いてスナック菓子のように普通にボリボリ食べていた」と言ってたのでかなり期待。
薬味とスープの素を入れて・・・・
バキバキバキ・・・・!!!
まずはそのままボリッと。
あっ、美味い!!これ美味い!!
そのままが予想より美味い!!ついついそのままで食べ過ぎてた。酒のつまみに良い気がする。
ドロドロコッテリ。
卵については、チキンラーメンほど柔らかくならない。確かに茹でるタイプの麺だけあって、ちょっと卵をかけたぐらいでは柔らかくならないってことか。
これはこれでコッテリしてて良いと思う。
サッポロ一番みそラーメン
「白菜・椎茸・にーーーんじん♪」というCMが耳に残りまくってるこのラーメン。
辛ラーメンと調理法が似ているため、これもいけるんじゃないかと予想してたが・・・
食べ辛くないかこの麺・・・・
酒のつまみにもならない・・・・。というか何にもならない・・・・。
というのがまず感想。
辛ラーメンのときは、お湯をかけただけでそこそこラーメンっぽい柔らかさになり、「茹でるタイプか湯をかけるタイプかというのは、そこまで差がないのでは」とすら思ったが、サッポロ一番はしなっとしててボソボソしてる。
卵をかけて、熱いお湯をかけても食べ辛かったので、結構麺が残っているうちにレンジへイン。
ブツブツにちぎれた溶き卵麺みたいなものが出来上がってしまったが、最後の最後で柔らかさがやっと普通の麺に追いついた。
ライターM齋藤さんの
この記事にもサッポロ一番味噌の麺は荒々しいと書いてあるし、卵やお湯とも馴染みにくかったのかもしれない。
サッポロ一番味噌には申し訳ないことをした
あーーーあーーーすいません
マルちゃん カレーうどん
今回唯一食べた事なかったのがこれ。
初めてがこんな食べ方で申し訳ないので今度ちゃんと食べてみます。
カレーうどんってそういや普段あんま食べないなぁ・・・。
まずはそのままでいける度高い。卵を入れても食べ易い。
酒のつまみとして出されたら微妙・・・・けど、食べられないことはない。
それよりなにより、「あ、出汁がちょっと和風で美味しい」というのが強い印象だったか。レンジで温めて茶碗蒸し風にしても美味しかった。
カレー味うまーー!うまーーーー!
そのままでもいける麺に卵を乗せる
水少なめで茶碗蒸しちょっと固め
気がついたら卵よりも「そのままでいけるか検証」になりつつあるような・・・・いや、そんなことは!
もうちょっと続けます。
日清のミニサイズ麺 4種類
このミニサイズの麺、卵に絡ませるのに丁度良い量なんじゃないかと思って買ってきた。
麺自体はどれも個人的には馴染みのあるものばかりだが、どん兵衛のそばに限っては近年になって食べるようになった。
味覚の変化か・・・・。
チキンラーメンと同じ日清の麺であり、「お湯をかけるだけ」という共通点もあるから大丈夫だろうとは思ってたが、カップヌードルについては、細くて食べ易くて、味もしっかりついてるからこのままちょっと薄味にしてスナック菓子として売ってれば絶対買うと思う。
カレー味については「うますぎる」とメモを残したほどだった。
それはそうと、カップヌードルはミニサイズだと以前ライター尾張さんが取材に行ってた「
あの肉」が健在なのだ!あの肉食べたさにまた買うかもしれない、ミニ。
ビニール袋に入れて砕いてたら麺が手に刺さって流血した。麺、思いのほか鋭利なので注意が必要。
ミニだとあの肉、健在!!
どん兵衛2種類に関しては、「卵絡ませるだけ」は全く合わない。特にうどん。
そばは他のよりもちょっと甘い茶碗蒸しが出来上がった。
そういえばこのうどんってカレーうどんの時とよく似た麺のはずなのに、自分の評価に差がある。しまった、結構違う・・・!
食べる順番で前の麺とどうしても比較してしまって感想が違ってしまったのかもしれない、とふと思った。
酒のつまみにもならない上に具がジャマだ
そばでも具がジャマだが、こっちは麺が美味しかった
しかし、今回の中でいちばん茶碗蒸しの具として利用してもいいと思ったのがどん兵衛のうどん。
ブツ切れの麺も油揚げも茶碗蒸しに合っているし、スープの素に入ってる花のかまぼこもそれっぽく見える。
スープの素は一袋全部入れると塩辛いので、「ちょっとだけ残す」ぐらいが丁度良かった。
茶碗蒸しにすると合う、どん兵衛のうどん
別アレンジもちょっとだけやってみた
今回バキバキにした麺がちょっと余ったので、違う利用法はないか・・・と思っていたところ、たまたまスーパーでそば飯を見かけた。麺の長さも今回砕いた麺と同じぐらい。
この余った麺を米と一緒に炊いてみればそば飯っぽくなるような気がする!
という訳で、最後はそば飯で締めることにする。
よーーし、米と一緒に炊くぞ
残った辛ラーメンと味噌ラーメンを使う
これを米と一緒に炊く
分量は麺320mlぐらいに米は1.5合で水は2合分。
ちょっと薄味だったが、普通にちゃんと食べられる炊き込みご飯風のものが完成。
もっと具をアレンジして、スープの素の量を調整すれば意外と美味しいものが出来上がるじゃないかな・・・と淡い期待を抱きつつ、ここから先は別の機会に試みようと思う。
ちょっと焦げ付いたが全然許容範囲
チキンラーメンそのまま食いへの思いとか
十数年前、チキンラーメンに「チキとん」という通常の鶏がらスープととんこつスープが半々ぐらいの商品が発売された。
とんこつスープの粉末が袋に入って付いてきていた分、麺に染み込んでいる鶏がらスープの味が薄めで、そのまま食いにはその薄塩分チキンラーメンが最適だった、と未だに思っている。だが再度発売される気配も全くないので、今後もチキンラーメンを割りつつちょっとずつ楽しもうと思う。
「美味しすぎて蛇までが寄ってたかって食べたがる」というシチュエーションの写真を撮ろうとしたがよく分からなくなったのでここに掲載