2020年10月にデイリーポータルZをはげます会オープン2周年記念として、以前デイリーポータルZで執筆していたライターのインタビュー記事を公開しました。田村美葉さん、小野法師丸さん、櫻田智也さん、T斎藤さん、4名の登場です。
「はげます会専用ページ」でしか読めませんでしたが、T斎藤さんにインタビューした一部分を紹介します。
編集部安藤です。今回は長崎在住のライターT斎藤さんに話を聞きました。
デイリーには長崎のおもしろ情報を書いていた印象のあるT斎藤さんですが、たまにキャッチャーが捕れないほどの変化球を投げてくることがあって、担当編集としては毎回ドキドキしながらも新感覚の記事が届くのを楽しみにしていました。
そんなT斎藤さんですが、本業が忙しくなり今はいったん連載を休止しています。今日は久しぶりだったので今何やってるのかとか聞きました。なんとゲーム作家になっていました。
■ライターからゲーム作家へ
安藤:斎藤さん、最後に記事書いたの2016年のこれですかね。
斎藤:なんですかねこれは。もう4年前ですね。
安藤:そんなに経ちますか(なんでしょうねこれは)。なんか最近まで読んでいたような気がしてたんだけど。最近デジタルリマスターでこれを見たからかもしれませんね。
斎藤:実はもう一本、囲碁のルールについて思うところを書きたいと言って安藤さんと相談してたと思うんですが、けっきょく書かなかったんですよね。
安藤:思い出した!それ面白そうだから書きましょうって言ってましたよね。
安藤:囲碁をはじめとして、T斎藤さんはボードゲームにも詳しくて記事もいくつか書いていますよね。たとえばこちら。
斎藤:ええ、このくらいの時期からボードゲームに猛烈にはまりまして、最近はもっぱら作る方に軸足を置いています。
安藤:それはゲーム作家ということですか。
斎藤:はい、今はボードゲーム作家を名乗ったりしています。2017年に出した「トリックと怪人」というゲームがヒットして、それが代表作ということになっています。
安藤:すごい、いつの間に。いまAmazonで買いました。そういえば小野さんもゲームのお店を始められまして、デイリーのライターからボードゲームへと続く目に見えないレールみたいなものがあるんでしょうか。
斎藤:デイリーで記事を書く人って基本的にクリエイター気質の人が多いので、遠くない世界なんでしょうね。安藤さんも作りましょう。
安藤:僕は斎藤さんに勧められたゲームやカメラを次々と買って行った過去がありますので、うかつに誘わないでくださいよ。
■ゲームの新作は年に1本
安藤:ゲーム作家さんっていうのはどのくらいの頻度でゲームを作っているんですか。
斎藤:1年に1作は作りたいと思っていますね。
安藤:それはやはりゲームマーケットに合わせて作るんですか?
斎藤:そうですね。ゲームマーケットは年に3回あるので、できるだけ毎年秋の回に新作を出すようにしています。
安藤:年に3回もあるんですね!そんな頻繁に新作って出るものなんですか、そしてみんな買うものなんですか?
斎藤:新作は異常なスピード感で出てきますよ。それらを全部買うのはもはや不可能です。というかもう家の棚がいっぱいで、買うものを絞り込むのがたいへんな状況でして。
安藤:記事にもあるようにボードゲームは箱がいちいちでかいんですよね。
斎藤:そうなんですよね。さらに作家として自分で作って売るようになってからは、商品の在庫が家を圧迫するようになってしまって。
安藤:想像するだにおそろしい。
斎藤:ついにどうにもならなくなって最近倉庫を手に入れました。
安藤:すごい!のちのAmazonだ。
斎藤:そんなたいそうなものではなく行きつけのバーの裏にある空き家なんですけどね。
安藤:じゃあ僕がさっきAmazonから買ったゲームもそのT斎藤さんの行きつけのバーの裏から送られてくるんでしょうか。
斎藤:Amazonはまた別の世界から発送されるんです。BOOTHだとバーの裏から発送ですね。今度デイリー編集部にも行商に行きますよ。
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・田村美葉さんインタビュー記事
・小野法師丸さんと櫻田智也さんインタビュー記事
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