編集部日記 2021年2月20日

おぎわら遊技場ゲーム夜話・誌上再現

おぎわら遊技場を作っているゲーム作家荻原貴明さんとのオンライントークを誌上再現しました。動画のアーカイブもありますが、テキスト派のみなさんのための文字バージョンです。

2011年以前のおぎわら遊技場のゲームはFlashのサポート終了のため動かなくなってしまいましたが、この対談でのゲームの秘密、荻原さんのエピソードは色褪せません。(2020年7月に対談はオンライン開催されました)

編集・林雄司

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もう付き合い長いのに、ほんとに心開かないですよね

石川:今日は長いことデイリーポータルZでゲームの連載をやっていただいておりますおぎわらさんをお迎えしてですね、おぎわら遊技場というゲームのコーナーについて語ろうという放送になります。出演は僕石川と、編集部からもうひとり。

林:はい。林です。

石川:そして、ゲストがおぎわらさんです。

おぎわら:おぎわらです〜。よろしくお願いします。

石川:「おぎわら遊技場」がどんなコーナーか説明すると、月イチ更新のゲームコーナーです。直近ではあつ森をパロディした「あつまれタコぶつの盛」や、「オンラインほじほじミーティング」という、zoomで誰も見ていない間に鼻くそをほじるというゲームだったりとか、いろいろ作られてます。だいたい月イチペースですよね。

おぎわら:そうですね。今、月イチですね。

石川:で、これまでに公開したゲームをさっき数えてみたんですけど、272本あるんですよ。こんなにゲームを作ってる人います? 世の中に。

林:ギネス申請したらもらえるんじゃないですかねぇ。

石川:ミニゲームを272本作った人。

おぎわら:本数だけですよ、僕。自慢できることって。

林:だからその本数でギネスを申請しましょう。

おぎわら:本数だけはすごいなと自分でも思います。

石川:すごいですよ。世界一ですよ。こんなの。しかも何年ですか? 10…?

おぎわら:18年ぐらいでしたね。さっき見たらね。

石川:デイリーの歴史まるっとおぎわらさんいるわけですもんね。すごいですよ。18年。

おぎわら:並行して、Game@niftyというサイトでも似たようなミニゲームを週イチぐらいで作って、かつ、So-netさんでも週イチで作っていたときがあって。

林:ネットに、オギーのゲームが溢れている時期があったんですね。

おぎわら:そうですね。ほんとに。

石川:フリーのゲームとかなかった時代ですよね。日本中の小学生が吸い寄せられてた。オギーのゲームに。

林:学校にコンピューターが入り始めて、コンピューター室でやったっていう話をよく聞きます。社会人なりたてとか大学生ぐらいの人から。

おぎわら:その話を林さんからは聞きますけど、僕は誰からも聞いたことはない(笑)。僕を励まそうとしてくれてるだけなんじゃないですか。

林:いますいます(笑)。

石川:「小学生のころからデイリーから見てます」みたいなこと言う人になに見てたのか聞くと、だいたい「ゲームやってました」って言いますよ。2〜3人ですけど。サンプルは。

おぎわら:2〜3人いればすごいですよね。

林:2〜3人いるってことは、2〜3人はいるってことですよね。

石川:そうです(笑)。

林:おぎわらさん、もう付き合い長いのに、ほんとに心開かないですよね(笑)。

おぎわら推薦ゲーム "lonely"

石川:次行きます。まず第一部。関係者のイチオシのゲームです。2002年から2011年までの荻原さん担当が林、2016年から石川が担当で再開しました。担当者とおぎわらさん3人でイチオシのゲームをここで振り返るコーナーです。

おぎわら:はい。イチオシのやつを。ちょっと待ってくださいね。

おぎわら:ちょっと共有しますね。僕からは「出会わない系サイト lonely」。ゲームでもないんですけど、mixiがちょうど流行っていた頃ですね。 

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石川:元ネタの説明から必要な時代になってきましたね。

おぎわら:なんかすごい歴史を感じて、これいいかなーと思って。これいつなんですかね。ディレクトリが/special04

林:2004年ですね。11月20日だ。

おぎわら:mixiがめちゃくちゃ流行ってたころだと思うんですよね。mixi中毒だった時代に、僕が作ったやつで。mixiばかり見ちゃうんで、逆の発想で誰にもつながらないSNSを作ろうということで作ったのがロンリィ。

林:これって、年齢とか自動的に出るの?

おぎわら:これは僕が最初に編集画面で自分の顔とかを作って入力して、登録って押すと登録しましたって出るんですけど、サーバーとかには登録されてなくて、自分のパソコンに保存されているだけ(笑)。

石川:ネットワークしてないんですね。

おぎわら:ネットワーク一切してないんです。SNSは日記とかも書けるんですよ。

石川:へぇ。

おぎわら:でも見れないんだ。日記一覧に入ってる。誰にも見られない日記としては機能してますね。

石川:コミニュティってなんですか?

おぎわら:コミニュティも…。

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石川:作れるんだ。

おぎわら:作りますよね。

石川:作成しましたって出ますね。

おぎわら:コミニュティ一覧で出てきますね。地味に凝ってますね。開設日とか。

林:足跡は?

おぎわら:自分の足跡だけが。足跡ってもうみんなわからないですよね。mixiと言えば足跡だったじゃないですか。

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石川:プロフィールページを見に来た人がわかるんですよね。

林:これは早かった気はしますね。今SNS疲れとか言うけど。オギーは16年前に早くも疲れてるんですよね(笑)。

石川:これすごいですね。2004年から同じパソコン使っている人がいたら、開いてみるとなんかクッキー残ってるかもしれないですね。

おぎわら:すごいですね。これね

石川:会員が何人くらいいたとかは、登録されないからわからないですもんね。

おぎわら:mixiの逆としてロンリー作ったのにmixiにロンリーのコミュニティができていたんです。ロンリーユーザーがそこでコミュニケーションをとってた(笑)。

林:オギーとしては不快ですよね。

おぎわら:僕としては不快です。筆者の意図を無視している

林:何やってんだよっていう感じではありますよね。

おぎわら:退会させたいぐらいでしたよね。ロンリーから。運営からバンしたかったです。それもできないんですよね。

石川:その人達は何を交流してたんですかね。ロンリーについて。

おぎわら:わからないですね〜。こんな時代だったよね、というのがありますね。
 

林推薦ゲーム「ラブストーリーはほんとに突然に…」

林:みんなに紹介したいのは、「ラブストーリーはほんとに突然に…」。これがなんだか全然わからないんですけど、オギーと手を触れ合うゲームなんですよね。(音が出る)

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おぎわら:ゲームではないですよね。

林:この時期こういう映像を使ったゲームが続いているんですよね。

石川:けっこうありましたね。

おぎわら:ドット絵にもあきあきしてたんでしょうね。これ2011年ですか。このあと1回休みに入るわけですけど。

林:煮詰まってた頃ですね。

おぎわら:いろいろ煮詰まってたのかもしれないですね。

林:おぎわらさん昔初めて作ったゲームが、かけっこゲームでドットが競争するやつだったと聞きましたよ。

おぎわら:小学生とか中学生ぐらいのときですね。

林:なのにオープニングムービーがあったというのを聞きましたけど。

おぎわら:主人公とライバルが「絶対負けないぞ」みたいなかっこいいセリフを言うオープニングムービーがあって、かけっこをするという(笑)。

林:ゲーム始まると急にドットになる。

おぎわら:キーボードで上矢印を押すと上にピッピって1回押すごとに進むんですけど、カーソルキーって押しっぱなしになるから1回押せばプップーって勝てる(笑)。

林:オープニングムービーの意味がない

おぎわら:何もなくてゲーム性も何もないし。

林:僕はぜひ2020年のこの時代に広めたい今のゲームですね。

石川推薦ゲーム「荻原ゲーム」

石川:「荻原ゲーム」ですね。萩原(はぎわら)さんがいるじゃないですか。ダムの萩原さん。萩原さんはおぎわらさんと言うとわりと怒るタイプの人で、それを両方いる場で話していたんですよ。すごい昔に。
「おぎわらさんはどうですか?はぎわらさんって言われたら怒りますか?」って聞いたら、「僕は全然気にしないですよ」ってことを言ってたんですけど、急におぎわらをはぎわらと間違えるとめっちゃ怒るゲームを作ってきた。

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おぎわら:僕が「はぎわら」と言われても怒らない、荻原さんたちはみんなそうだと思うんです。

石川:マイノリティだから。

おぎわら:はぎわらはおぎわらの3倍ぐらいの数がいるんです。おぎわらがはぎわらと間違えて言われることを受け入れてきたから、間違いがずっと続いているんじゃないかと思って、その歴史に終止符を誰かが打たないと。

林:世間を甘やかしてきてしまったのが。

おぎわら:だから作った。

石川:はち切れ感。1作だけじゃなくてパート3まであるんですよね。3になってなぜか時事を取り入れて、タピオカ要素が入ってくるんですよね。

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石川:「荻」だけを吸い込むんでしたっけ。「萩」が混じってて、萩を吸い込むと怒られる。3部作にわたって啓蒙活動を。

林:バックトゥーザフューチャーみたいですね。

石川:3作も続いてるのもあまりないですよね。これと「カニテング」ぐらいじゃないですか。

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石川:というわけで次のコーナーにそのままいっちゃおうと思うんですが。「おぎわら遊技場の歴史を振り返る」ということでですね。18年間を振り返って、トピックをいくつか用意しましたので、ここからちょっとかいつまんで話をできればと思います。

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幻のゲーム「引っ張れる倉庫番」

林:おぎわらさん話したいことがあれば。

おぎわら:引っ張れる倉庫番ですかね。これもう、遊技場始まったのが18年前ぐらいか。始めた当時からずっと林さんにこれを作れ作れって、会うたびに言われ続けていたんです。

石川:これは実在しないんですか?

おぎわら:しないんですよ。僕が頑なに作らなかった。

林:作らなかったっけ?

おぎわら:作ってないんですよ。ずっと言われてたけどずっと作らずにいたら、休止を挟んでから一切言わなくなった。

石川:次作りましょうよ。

おぎわら:作ります?

石川:次の回それにしましょうよ。

林:概念だけみんな知っている幻のゲームですよね。ウミガメのスープみたいなもんですよ。

おぎわら:どういう(笑)。

石川:林さんが乙幡さんにキレイな色水を作る記事をやれってずっと言ってるのは知ってるんですんですけど。それと同じような感じですね。

林:そうですね。倉庫番引っ張れたら面白いじゃないですか。

石川:倉庫番って引っ張れたらすごく簡単なんですか?

林:そう。

おぎわら:ほら。石川さんは全然ピンと来てないですよ。

林:どうします? 引っ張れる倉庫番がニンテンドースイッチで出てスプラトゥーンとかみたいになったら。

石川:6800円でバカ売れしてるかもしれないですよ。

林:倉庫番トゥーンズみたいな名前で。

おぎわら:オンライン対戦ついて。

石川:相手の倉庫番を引っ張って妨害するんじゃないですか。

おぎわら:せっかくおいたやつを引っ張っちゃう。なるほど(笑)。そういうことじゃないみたいですよ。

ニフティ社長がロールケーキプレイングゲームにはまる

石川:ニフティ社長が「RPG(ロールケーキプレイングゲーム)」にハマるっていうやつ。これってそんな話ありましたっけ?

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林:むかし、ニフティに怖い社長がいて、その人がロールケーキプレイングゲームにハマっちゃって、ずっとやってたんですよ。
そうしたら結構やりこんだ条件でおかしくなるバグを発見してしまった。社長だからバグの再現確認を事業部長にやらせて、事業部長がずっとゲームやってたんです。
で、不穏な空気に社長室におれも呼び出されて、おかしいだろって言われて、オギーに連絡したんですよ。
「バグある?」って聞いたら「あるに決まってるじゃないですか」って一言で。「だって一晩で作ったんですよ」って言ってましたよ。

石川:社長が部下に命じると事業部長とかになっちゃうんですね。

林:再現するためには進めないといけない。

おぎわら:あったんですよ。確かにバグが。それは覚えてます。

林:別に直す気もなくそのままですよね。

おぎわら:そうですねー。作ったあとに手を加えたことは一度もないと思いますよ。僕は。

林:変なこだわり。

おぎわら:こだわりではないんですけど。

林:ギリギリで作ったから難易度調整が出来なくて。

おぎわら:それが良かったんですよね。ずっと続けられちゃうというのが、逆に中毒性があったみたいです。

石川:これが最大のヒット作ですよね。

おぎわら:これしかないと思いますよ。ヒット作なんて。いや、ヒット作がない。

石川:またすぐそういうことを言う。

(※ロールケーキプレイングゲームはFlashを使ってない新作があります

不幸がゲームになる

林:ゲームボーイ取られる事件を何回も話して申し訳ないんですけど。

おぎわら:ほんと忘れることができないですね、これは。定期的に林さんに強制的に思い出させられるので。

林:オギーが電車の中で悪い奴らにゲームボーイを取られたんですけど、その話をしゃーしゃーとデイリーポータルに載せて、読者にゲームボーイくださいって書いたらゲームボーイが3つ集まったんですよね。小倉優子の写真集まで一緒についてきて。

石川:おぎわらさんのが見つかったんですか?

おぎわら:違います。いらないやつをもらったというか。

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林:ゲームボーイ強奪事件があって、そのあとのゲームの悪役がおれの顔になってました。おれがネタにして記事にしたりしてたから、相当怒ってたんだなとわかりました。

おぎわら:どう見ても林さんじゃないですか。

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林:そういう気持ちの表し方があるんですね。ゲームの悪役にしてやるっていう。

石川:続々とやってくる林さんを倒すゲームですね。ゲームボーイですね。ライフが。

林:ゲームなのにこんなに作家性あるのすごいですよね。私小説みたいなゲームですもんね。

石川:この流れで荻原さんが出てくるゲームをいくつか見ていいですか。酔っぱらいに絡まれるやつ。「絡まれた思いで」。

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林:ゲームの下の説明に「5、6年前、僕が会社員だった頃の話です」って始まるゲームないですよ。

石川:絵日記みたいな。

おぎわら:これも忘れてましたね。また思い出した。

石川:酔っぱらいに、、、絡まれて。

林:うまく言わないといけないんですよね。「ただ通りがかっただけじゃないですか」ですよ。

おぎわら:そう言ったら離してもらえたんですよ。

林:おもしろいね、これ。

おぎわら:これ実話ですからね。青山ですよ。

林:下に、遊び方のところに、最初のところに「これはゲームではありません。酔っぱらいに絡まれる僕を見て、スッキリするFlashです。」って書いてありますよ。

おぎわら:こういうのってゲームにしようと思ったとき、歩いていて酔っぱらいとぶつかる部分にしがちじゃないですか。絡まれたあとだけ抜き出してるのがすごいですよね。ゲーム性ゼロにして。

林:これで最近江ノ島もゲームにしてますもんね。

おぎわら:しましたね

林:絡まれた人はもれなく嫌な思い出がゲームになる。

石川:「それいけ!! 江ノ島くん」。これはかなりゲーム性高いやつですよね。

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おぎわら:普通のゲームっぽかった。

林:クリックすると転がるんですよ。江ノ島の猫背っぷりもちゃんと再現されていて。

石川:これはどういう話でしたっけ。

おぎわら:江ノ島くんがよく絡まれるって、先輩である僕のところに話を聞きに来るみたいな。

石川:対談みたいのありましたよね?

林:あったあった。

おぎわら:ありましたね。

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「絡まれ先輩にゲームにしてもらう」より

石川:新体操みたいになってるのはなんですか?

おぎわら:これはもう覚えてないな。なんなんだろう。飲み屋で対談のあとに3人で話してこうなりましたよ。

石川:絡まれたというのを絡んでいるので表現しているということですよね。

林:おぎわらさんが「転がるのがいいよ」ってすごい楽しそうに言ってて。一方的にゲームの内容を決めていたのを思い出しました。

娘はやらんゲーム

石川:あと僕好きなやつがあって、告知にも書いたんですけど、「娘はやらんゲーム」。

おぎわら:2008年ですかね。

石川:おぎわらさんがお子さんが生まれたタイミングなんですよね。不良が出てきて、クリックすると娘はやらんって叩くんですけど、ピーナッツを食べるんです。アーモンドが高得点なんです。

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おぎわら:どういうことなんですか。

林:結婚させてくださいって言って、この親父出てきたら最悪ですよ。怒って豆食ってる。

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ゲーム実況で人気のコンナンくんもおぎわらさん

おぎわら:自分だとなんだろうなあ。コンナンくん最高ですよねあれ。めちゃくちゃおもしろいですね。

石川:「眼鏡がないと家に帰るのがコンナンくん」っていう、藤原さん主演のフラッシュゲーム。最初の方はフラッシュゲームでそれはすごい人気があるんですよね。今。Vtuberとかユーチューバーとかゲーム実況する人たちの間で。

林:最初のムービーを組み込んだゲームは本当によく出来ていましたよね。

おぎわら:ちくわですよね。

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藤原:爆弾を選ぼうとするとちくわを選んでしまうっていう。

林:YouTubeの中ではゲーム実況の世界では有名なものになってるんですよね。

おぎわら:そんな有名になったんですか。

林:神ゲーと呼ばれてます。

石川:いっぱいありますよ。ゲーム実況が。

林:今藤原はたまに記事を書いてるとコンナンくんの人だって言われるぐらい、そっちで有名になっちゃってるんですよね。

石川:コマンドごとに短いムービーが。これがゼロになるとゲームオーバーなんですけど。いちいちショートムービーが流れるんです。爆弾を押そうとするんですけど、押した瞬間にちくわに行っちゃうんです。

林:赤の線かなんかの線を切らなきゃいけないのに、どうしてもちくわを選んじゃう。マウスカーソルがでかくて。

おぎわら:動画いいですね。動画とこのゲームっぽいインタラクティブを合わせるの。

林:やりましょうよ。

石川:やりたいですね。

おぎわら:映像か、やっぱ。

和風ダイニングバーで思いついたアコーディオン刑事

林:「アコーディオン刑事」も推したい。アコーディオン刑事はデジビ(当時荻原さんがいた会社、社長は住さん)の飲み会でオギーに言った気がするんですよね。和風ダイニングバーみたいな飲み屋で言った気がします。

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石川:難しい。アコーディオンの音に誘われて出てくるんですか。

おぎわら:そうです。

林:「アコーディオン刑事」ってかっこいいなって思ったんです。

おぎわら:林さんがタイトルだけ言ったんですよ。アコーディオン刑事を作ってよみたいな。

林:ほんとにね。すごい楽しい記憶ですね。タイトルしか言ってないのをゲームにしてくれるって。

おぎわら:僕がタイトルからイメージしたゲームです。

林:後ろのビルの形もすごいいいですよね。

おぎわら:かっこいいな。刑事の動きもすごい凝ってる。がんばってた。

林:遠くのビルだけゆっくり動くんですよね。遠近感出すために。ゲームのセオリーも。面白いな、このゲーム。

おぎわら:初期のころですもんね。2003年か。まだ始めて1年ぐらいですよね。
 

App Storeに登録するために英語で電話する

 林:アップストアに登録するのにFAX送った話もいいですよね。

おぎわら:アプリを出す初期の頃、情報が全然ない頃で、書類をFAXで送らなきゃいけないみたいな噂があって。
FAXのあと電話で「今FAXを送ったんだけど」って言わないといけないって話があったから、会話のシミュレーションをしたわけですよね。

1000通りぐらいの会話のパターンを想定して。準備万端のシミュレーションして、深夜3時ぐらいですよ、FAX送って電話して流暢な感じでハーイみたいな感じで。「いまFAXを送ったんだけど見てもらえた?」って言ったら向こうの人が英語で「俺のデスクには届いてないから、今から言う番号に送り直してくれるか」って言われたんです。
僕はイエスOKOKって、シミュレーションには載ってない流れだったんですけど、FAX送り直せばいいだろうと思ったら、一体型のFAXだったから電話しながらは送れない。それを僕は説明ができなくて…ソーリーって言って切っちゃった。
さっきまで余裕こいてたのに、突然はあはあ言い出しちゃって、ソーリー!って。FAXに親を殺されたのか、こいつみたいな。

石川:FAXを送るというのは、正しい手続きだったんですか?

おぎわら:後ほどわかったんですけど、日本の人は別にそんなことをする必要はなかった。

林:無事アップストアのアカウントは作れたわけですよね。今も生きてるんですか?

おぎわら:今もギリギリ生きてます。アプリは上がってないですが。

林:オギーの影響を受けたようなゲームありますもんね。アップストアに。シンプルなゲームね。

おぎわら:いっぱいありますけどね。ミニゲームはね。

林:フォロワーがいますよ。

おぎわら:いろいろありますね。

石川:18年やってますからね。

「僕のなんて見てないですよ」

林:また毎週できないですか?

おぎわら:デイリーポータルって読み物サイトじゃないですか。毎週あれ来るじゃないですか。アクセス数、もう見てないんですけど僕のゲーム、圧倒的に人気がないじゃないですか。僕のなんて見てないですよ、自虐だ自虐だって林さんや石川さんが言うけど、内心自虐じゃないってわかってるんじゃないですか。

石川:違うんですよ。webサイトで大事なのは、アクセスも大事ですけど滞在時間なんですよ。

おぎわら:なるほど。

林:ゲームがあるということの心強さ。あれでギューンって伸びるじゃないですか。

おぎわら:ギューンとか心強さとか数字じゃないですよね。全然いいんです。

石川:あのゲームがあって滞在時間が長いことによって、デイリーポータルの記事のページに出てくる広告の単価が上がるんですよ。

おぎわら:へへ。だからありがたいなと思ってるんです。褒めてもらえて、ありがとうございます。

林:SNSとかでバズったとか外で人気がでた記事が上に来ちゃうんですけど、調べるとそういうので初めて来た人はバズった記事だけ読んで帰っちゃうんですよ。
何回何回も来てる人が見てるのって、オギーの記事と、ヨシダプロとべつやくさんなんですよ。馴染みの人。やっぱり必要ですね。

おぎわら:tofubeatsさんが選んだやつとかあるじゃないですか。一応見ますからね。僕の選んでないかなーって。 

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林:あれね、べつやくさんも私のが選ばれてない…って家で言ってました。

おぎわら:べつやくさんも選ばれてないのか。じゃあ良かった。ああいうのに選ばれたいですよ、僕も。

林:おれが覆面ミュージシャンになってオギーとべつやくさんばっかり選んでるインタビュー載せましょうか。

石川:ゲーム作家の人に聞いたらオギーのゲームは出てきそうですよね。

林:それで選ばれなかったときのオギーのショックのでかさが計り知れない。怖くて頼めないですよ。

おぎわら:ほんと全然いいんです、いいんです。僕は、ありがとうございますってことですね。伝えたかったことは。人気がないのにやらせてもらって。18年間も。ありがとうございます。

林:ライター間ではめちゃめちゃ人気あるんですけどね。ミュージシャンズ・ミュージシャンみたいな感じじゃないですか。

石川:みんな、オギーオギーって言ってね。

おぎわら:藤原くんがニヤニヤしてるのが気になるな。    

林:配信のスタッフとして藤原がいるんですけど、話を聞いて笑っています。

おぎわら:小馬鹿にした感じが出てる。そんなことない?

石川:夜もふけて自虐が深くなってきました。おぎわらさん、これからも引き続きよろしくお願いします。次回は引っ張れる倉庫番でぜひ。

おぎわら:考えておきます。

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