特集 2023年5月24日

横浜の街でセグウェイに乗った!!

このたび、子供の頃から夢見てきたセグウェイに乗ることができた。めちゃくちゃ楽しかったです。

1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。

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> 個人サイト ほりげー

セグウェイへのあこがれ

セグウェイがニュースになったのは今から20年も前のこと。アメリカで誕生した革新的な乗り物に、当時小学生の筆者はあこがれていた。

しかし、日本の道路は走れないし、そもそも親に買ってもらえるわけもなく、セグウェイに乗るのは到底かなわない夢だった。

当時テレビでまあまあ話題になった。ずっと乗りたかった…。

ところが、いまは横浜で乗れるらしい。全然知らなかった。このたび、あっさりと夢をかなえることができた。

1万円払えば公道でセグウェイに乗れる

セグウェイジャパンが全国各地でセグウェイツアーというものを開催している。横浜では2019年から公道でのセグウェイツアーが始まっている。2時間30分のツアーで1万円。

料金を聞いて一瞬「うっ…」となったが、2人のインストラクターが付いて2時間30分面倒を見てくれるし、何より1万円で夢がかなうのだ。十分安い。申し込んだ。

集合場所はみなとみらいのAPAホテルの裏の広場だ。

念願のセグウェイとのご対面。かわいい~。
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セグウェイを教えてくれるのはゆみさんたっちゃん。お二人とも気さくで明るくて優しくて、友達だったら毎週飲みに誘いたくなる人たちだ。
おことわり
この日は我々の結婚記念日で純粋にセグウェイを楽しんでいたのですが、終わってから「めちゃくちゃ楽しかったから記事にしたいな~」と思い、こうして記事にしています。 なので、ライターとしてではなく客として浮かれ気分の写真が多いです。

まずはみっちり練習

まずはセグウェイの制御の仕組みについて教えてもらう。

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インストラクターの説明を受けています。自撮りの写真しかなくてすみません。

セグウェイを制御するのは重心、ただそれだけである。前に行きたいときは重心をセグウェイの前に持ってくればよいし、止まりたいときは重心を後ろに持ってくる。真ん中の棒は体を支える取っ手でしかない。 

APAホテルの裏の広場でコースを作ってもらい、走行の練習をする。

写真は無いが、初めてセグウェイに乗った瞬間である。長年の夢が叶った感動よりも、「うまく走らなきゃ」という思いが先行する。車と違って最初のうちは「とりあえず止まる」がむずかしい。 うかうかしていると進んで行ってしまう。

でもすぐに慣れて完全に乗りこなせるようになった。ポイントは背筋。セグウェイは重心移動がすべてなので、背筋をピンと張り、体の軸ごと傾けるようにするとコントロールしやすい。ふだんひどい猫背の筆者でもセグウェイに乗っている間は強制的に背筋をピンと張ることになる。

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いよいよ公道を走る

30分以上におよぶ広場での練習を経て、いよいよ公道を走る。

公道を走れるのはセグウェイの公道実証実験としてやっているためだ。

基本的に広い歩道や公共スペース(埋立地のみなとみらいには無駄に広い公共スペースが多い) を走るが、たまに横断歩道を渡ったりする。そのため、ツアー参加要件として運転免許証が必要だ。

筆者は5年以上車を運転していないペーパードライバーだが、「今日この日のために免許を取得したのだ」と胸を張って言える。

見てほしい。この「セグウェイに乗るのに必死で、ピース覚えたての人ぐらいぎこちないピースを披露する筆者」を。
インストラクターのゆみさんを先頭に一列となって進んでいく。もうひとりのインストラクターのたっちゃんは最後尾から「後ろから自転車来ますよ~」などと注意してくれたり、安全な場所ではセグウェイを降りて撮影してくれる。

爽快である。ようやくセグウェイに乗った実感がわいてくる。これだ。これをやりたかったのだ。5月のみなとみらいの心地よい浜風を受けながら、スルスルとセグウェイは走っていく。最高~! 

公道セグウェイツアーのポイント①
風を切りながら街を走るのが気持ちいい!
こうしてみると妻の方が姿勢が良いな…。筆者はいかにも「ふだん猫背の人が急ごしらえで背筋を張った姿」という感じ。

すれちがう歩行者から「あ、セグウェイだ!」という声が聞こえてくる。何度も何度も。 周囲の人々に話題を振りまきながら走っていく。若干はずかしいけど、たぶんニコニコしておいたほうがよさそうだ。

公道セグウェイツアーのポイント②
街行く人の話題の中心となるが、堂々と楽しもう

⏩ 観光としてもセグウェイは最高

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