オオカミはカッコいい!
オオカミがカッコいいと言うことは結構当たり前のことだと思う。堂々としたその風格にはそこはかとない魅力を感じるし、一匹狼なんて言葉もある。ハードボイルド映画の主役は大体一匹狼だ。そしてやっぱりカッコいい。
上の写真は東京は羽村にある動物園のシンリンオオカミだ。僕がこのオオカミを見に行った日は雨降りで多くの動物達は屋根のある場所で雨宿りをしていたけれど、オオカミだけは屋根のない場所でひとりたたずんでいた。
子供にもオオカミは人気
雨降りの動物園はとても人が少なかったけれど、何組かの家族連れがオオカミの前で立ち止まっていた。普段見慣れている犬よりは大きくどっしりとしたその風格に子供たちは「大きい~」や「カッコいい」と口々に言っていた。
屋根があるところではなく雨が降り込むところでたたずむオオカミは少し子供っぽいのかもしれない。子供は雨が降っても傘をささずに走りまわったりしている。そういうギャップがまたオオカミの魅力の一つなのかもしれない。
狛犬がオオカミ
さて、本題。
そんなカッコいいオオカミだからなのか、オオカミ信仰と言うものがある。オオカミが「お犬さま」と呼ばれ祀られているのだ。都内でも狛犬がオオカミと言うものを見ることができる。
世田谷にある三峰神社の分祀ではオオカミの狛犬がこちらに睨みをきかせていた。住宅街にあるためまわりがアパートに囲まれているのがいかにも都会の神社と言う感じだ。
ここでは2対2種のオオカミの狛犬を見ることができる。普通の狛犬よりはあっさりした造詣だけれど野生的なオオカミの魅力が再現されている。
普通の狛犬と違いアバラが浮かび上がっている部分を僕はカッコいいと思う。僕の中でのニホンオオカミのイメージはこの狛犬通りで無駄な肉をそぎ落としたような、究極の体つきのイメージなのだ。