餃子の王将本社へ
1日135万個の餃子を焼き、9万食の焼きめしと2万2000食の唐揚げを売り、毎日17万人の胃袋を満たし、4年連続で増収増益を記録する王将(1月26日放送「カンブリア宮殿」より)。その本社は意外にものどかな場所にあった。
「カンブリア宮殿」では、大東社長が会社の前を30分かけて毎朝掃除する姿が写しだされていた。その場所に今、僕はいる。祭日なので今日は掃除をしなかったのかもしれない。
玄関まで近づいてみると、自動ドアが開いた。
営業しているのか?
すいませーん、と奥に向かって声をかけてみたが返事はない。
やはり休みなのかもしれない。
なのに何で入れるんだ?
せっかくなので、大東社長と記念撮影をしておいた。
しばらく待っても誰も出て来なかったのであきらめた。
誰かが出てきたところで、「いつも食べてます」と伝えて「ありがとうございます」というやりとりで終わってしまうだろう。逆に誰もいなくて良かったのかもしれない。
本社の向かい側に、王将の厨房で使われている器材が並んでいた。
何やら作業をしている若者に聞くと、器材のメンテナンス中なのだという。
どう声をかけていいか分からなかったので、とりあえず「がんばってください」と告げた。とても感じの良い若者で「ええ、どうも」と笑ってくれたが、僕が逆の立場だったら「誰だこいつ?」と思うに違いない。
とにかく、本社の玄関に入れただけでハッピーである。
次は3時のおやつを食べに行きます。
3時のおやつ:京都東インター店
3時のおやつももちろん王将である。本社から一番近い「京都東インター店」でおやつを食べる。
さっきまで晴れていたのに、パラパラと雨が降ってきた。
王将本社と同じ山科地区の東インター店。84台分もの駐車場を完備していて、ここもやはりファミレス風の造りである。中途半端な時間にも関わらず、お客さんが入っている。
3時のおやつといっても、さっき餃定竹ちゃんを食べたばかりである。
さすがに定食物は無理なので、餃子とビールを注文した。
大人のおやつである。
この東インター店の餃子はかなりおいしかった。パリパリ具合が絶妙なのだ。
ビールに合わない訳が無い。
夕べ京都に着いてからここまで、30個の餃子をいただいて本当にお腹がいっぱいだ。
これ以上食べたら王将の餃子が嫌いになってしまうかもしれない。
そんな事態は避けたいので、再び目先を変えるため、現在改装工事中の王将1号店の場所に行こう。
雨脚が強くなってきたのが気にかかる。