昼食:出町店
北白川店から今度は南西に下り、上京区河原町にある「出町店」を目指す。ここは、30分間皿洗いをすると飯代がタダになることで有名なお店である(18才以上の学生さん限定)。
以前、「ラーメン代の代わりにお皿を洗ってもいいですか?」という記事を書いた際、京都の読者さんから「京都にはこんなお店がありますよ」というメールをいただいた。それ以来、ずっと気にかかっていたお店である。
カウンターだけの店内はかなり年季が入っていた。そして、この店に僕の王将好きのルーツを感じた。
そもそも、僕が王将好きになったのは今から6年ほど前に遡る。世田谷区の祖師ケ谷大蔵に住んでいた頃、家のはす向かいが王将だったのだ。「家から近い」最初はただそれだけの理由で通っていた。それがある時を境に、王将の味の虜になってしまったのだ。しばらく食べていないと「ああ、王将が食べたい」と独り言を言ってしまうほど、王将の味にはまってしまった。
その祖師ケ谷大蔵のお店の雰囲気が、この出町店と良く似ているのだ。自由な張り紙が貼ってあるところとか、お店独自のサービスがあるところとか、古いビックコミックスペリオールが置いてあるところとか。
祖師ケ谷大蔵のお店も、メニューの張り紙に勝手にイチローの写真をコラージュしたりしていた。唐揚げ定食のイメージキャラクターがイチローだったのだ。
僕にとっての王将原風景のようなこのお店で、「餃定竹ちゃん」というメニューをオーダーした。
餃子と唐揚げと冷や奴、それに大盛りのライスとスープがついて630円である。安い。しかも、金欠気味の学生さんはこれを食べた後に皿洗いを30分間やればタダになるのだ。
素晴らしいお店、餃子の王将出町店であった。
ちなみにお隣りは「ショパン」という「てっぱんスナック」だ。
てっぱんスナック?
朝食、昼食とボリュームたっぷりだったので、すっかりお腹いっぱいである。
王将での食事はひと休みして、山科にある餃子の王将、本社に向かうことにした。
京都に来た以上、行っとかなければならない場所である。