尺八でみんなが人気者になってほしい
それでな、今までの研究成果をすべてつぎ込んだ完成形がこれや。
いきなり漆が塗られてるじゃないですか!
かぶれながら塗ったよ。歌口は超ウルトラマウスピース、外観は外観形状調律、そして漆塗り。これがオリジナル尺八「紀正」の最終形態や。
これも大量に作って世界に普及させるんですか。
これはできれば芸能界とかで使ってほしいな。きれいなやつこさえてあげるから、これで練習してアイドルでも誰でも、テレビなんかで吹いて売れてくれたらいいなと思うよ。喜んで提供しますから。
ジャニーズとかAKBなんかがみんなでこれを吹いている未来を見てみたいです。
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金属だと冷たいから金属みたいに塗った
でもこうなってくると、もう素材は竹じゃなくてもいい気がしますね。
日本のどこかのメーカーはメタル尺八ゆうて金属で尺八を作ったりしとる。
金属の尺八はかっこいいでしょうね。
でも世界に持って行こうとすると金属はあかんねん。ソ連の田舎で吹くとなるとな、金属ではあかん。
なんで金属だとダメなんですか。
ソ連で吹くとき金属だと冷たいやろ。
やさしい!
だから竹の尺八を金属みたいに塗ったったんや。
常に予想を超えてきますね。
ウルトラマンみたいやろ。だからこれ「ウル尺」いうねん。
急にアクションを挟まないでくださいよ。写真撮るのがたいへんじゃないですか。
すまんすまん。でもこれなんかも製菅師の先生なんかに見せたらみそかすに言われるで。
ここまでやるとさすがに叱られるだろうなと思います。
むちゃくちゃ叱られる。前に横にして吹ける「横尺」いうの作った時もむちゃくちゃ叱られた。
もう尺八っていわなければいいんじゃないですかね。
「紀正(きしょう)」という名の楽器として広まってくれんかな思って。
多様性がある方が広まりやすいと思いますよ。
世界に広まってな、ほんでなんぼかこづかいでも入ってきたらいいよな。
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はじまりは阿波踊り
楽しい人生やったな。
過去形にしないでくださいよ。そういえば富川さん、そもそもどうして尺八に興味を持ったんですか。
最初は阿波踊りの笛からやね。あれを吹きたいな思うて。
やっぱり徳島の人って阿波踊りが好きなんですね。
好きやな。
ぼくも阿波踊りやってみたかったんですよね。教えてください。
簡単やで。右手が上がっとるときは右足が前な。そんでこうして腰を低くしてな。
富川さん、これはハードですね。
これで20分歩いてみ。ぜいぜい言うじょ。
その人自体が趣味
今回もすごい人と出会ってしまった。
毎度のことながら、こだわりの趣味を持っている人に話を聞くと、いっぱつでその趣味が好きになってしまう。きっとみんな自分自身が一番楽しんでいるからだと思う。
富川さんのオリジナル尺八「紀正」を持って世界を目指したい人を探しています。我こそはという人はぜひ富川さんのブログに連絡をしてみてください。
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