特集 2023年4月7日

台湾のお寿司はプチパラレルワールド~ほぼ同じだけどちょっと違う

異国の地において、派手で奇妙な寿司を見てキャイキャイするのが日本人というもの。

ところが、台湾では日本のものと限りなく近いお寿司がリーズナブルに食べられます。しかも駅で。

日本のとほぼ同じだけど、なんか全体的に赤い、酢飯があまり酸っぱくない、そんなプチパラレルワールド駅弁寿司を体験しました。

大阪で生まれ育ちました。工作と漢字が好きです。チェキで盆栽を撮影したり、豆腐を千切りしたりしています。

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> 個人サイト 唐沢ジャンボリー

花蓮に来たはいいけれど

2月に台湾一周の旅(通称「環島(フアンタオ)」)を決行しました。7日目は台湾の東南のまち「花蓮」です。

花蓮はキレイな海岸が有名です。
曇天と撮影技術の不足で、花蓮の海のよさが伝わらない結果に

海のまちなので海鮮も名物で、飛魚の卵の炊き込みご飯などのグルメがあります。

ただ、鉄道の旅で時間がカツカツだったこともあり、シーフードを十分に堪能する時間がありませんでした。

苦肉の策で選んだのが

台湾鉄道花蓮駅の寿司屋です。

台湾は日本に近い駅弁文化があり、大きな駅では工夫をこらしたお弁当が販売されています。

花蓮駅には寿司専門のお店が。この「爭鮮(チェンシエン)」は台湾で人気のチェーン店、回転寿司やテイクアウトでもお寿司を販売しています。

並ぶ寿司を見てみると、

あら、かなり見慣れた感じの見た目

 

なんの違和感もない!寿司だ寿司だ!

ネタの種類といい、パックの模様といい、日本でよく見る寿司とほとんど同じです。このクオリティの寿司がレストランではなく、駅で売られているのにまず驚きました。

ここの寿司の値段は100〜150NTD。台湾フードとしてはちょっと高いのですが、ゴリゴリの円安の今でも日本円換算で450円から680円くらい。

ボリューミーな海鮮丼が150NTD(680円くらい)なら全然お得
泰式(タイ風)と義式(イタリア式)の寿司というグローバルなものも。

タイ風セットはイカにスイートチリソースが、イタリア風セットはエビにトマトソースがかかってるっぽいです。たぎる熱きアレンジ魂。

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お味はいかがかな

グローバルアレンジ寿司もそそられるものがありましたが、ここは普通の寿司を買って日本のものと比較してみたいと思います。

「人氣四品(人気の4ネタ)」を購入。台湾の「気」は「氣志團」の「氣」なのがちょっと嬉しくなりますよね。

これを見た時、

なんか全体的に赤っぽいなと思いました。

多分、日本の店が寿司4ネタを選んでパックにつめるとき、無意識のうちにカラフルにしてしまうんじゃないかなと思います。

赤身マグロ、イカ、たまご、サーモンとか選びそう。あとバランをいれて緑をちょい足ししたりとか。

しかし、この「人氣四品」は赤大集合です。

マグロ、
エビ、
あぶりサーモンハラス、
そしてあぶりタコ

これが人気4ネタと言われても特に異論のないメンバーです。人気のネタってもしかしたら大体赤いのかも。

あと、海外の寿司はサーモン率が高めです。万人受けするし手に入りやすいのでしょうか。

ちなみに、これはイタリアのスーパーで買ったパック寿司。おにぎりの具ふくめて全てがサーモンでした。

「爭鮮」など台湾の回転寿司チェーンのメニューを見てみると、サバやイワシなどの光物が極端に少なかったです。青系の色味が不足するわけですね。

赤いネタの中でワサビの映えること映えること。日本のよりグリーン強めです。

⏩ 味は…?

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