最高学府大噴火
桜島を訪れるのは8年ぶりだ。前回は身ひとつで渡り、徒歩で散策したのでその片鱗しか体感できなかったのではというほのかな後悔があった。
今回は機動力を強化して、いろいろ回って展望スポットなんかも網羅して、生きている地球の鼓動をキャッチしよう。それは間違いなくグッドバイブレーションさ!とレンタカーで島に渡った。
桜島の面積はおよそ80k㎡、私が住む東京の練馬区と板橋区を合わせたぐらいの大きさで、島の外周を走る道路は約36km、車で走って1時間ほどで一周できる。
さくっと島一周ドライブすべく一周道路に入るとすぐ道沿いに、見るからに頑強なバス停が建っていた。
旅先で見るバス停は旅情じゃないですか、ハバナイス旅情。しかしよく見るとすこし様子が違う。
「退避壕」とある。火山関係の設備だと思うがいったい何なのか。ビジターセンターで購入した「桜島一周のしおり」で解説されていた。
大規模な噴火の際に一時的に退避するシェルターで「島内に数多くあり、一周道路の沿線だけでも10個以上見つけられると思います」「決まった規格とかはないので形も様々」とある。
「10個以上」「形も様々」と聞いて私の収集癖というマグマがこんこんと湧き上がった。ありったけ見たいよそんなの。
ちなみに筆者の中村さんは執筆時ラサール高校に通い、今は卒業し東大へ進学しているとのこと。すごい、最高学府大噴火ではないか。
※参照:「桜島一周のしおり」(中村裕一郎著)サイトでも閲覧可能!
全32箇所を巡った
火山が放り投げてくる灰や石から身を守るのだからかなり頑強なのは前述したとおり。看板を見ると退避壕であることを示すピクトさんに加え、ナンバーが振られている。
中には退避壕の位置がわかるマップや火口からの距離などの情報が掲示されている。見てみると退避壕はおもに島の一周道路沿いに設けられているのがわかる。
しからば一周してぜんぶ回ってみよう。まあ普通に回って1時間だから、プラス2時間ぐらい見ておけばいいかと安易な見積で退避壕を探し回った。
たいがいは道路沿いのパッと目につきやすい場所にあり探しやすいのだが、なかには集落の中や駐車場の奥など、引っ込んだところに鎮座しているのもあって目論見どおりには進まない。
まわり始めたのが午前11時30分、昼食、おやつ、恐竜公園見学をはさんで32基すべてを見た時には18時をすぎていた。
その成果を発表していくのでまずははさんだおやつを見てほしい。


