特集 2023年7月18日

スイカ割りみたいに焼酎を割る

これが俺の今年の夏

猛烈な暑さの中をなんとか生き抜く日々である。こんな時は夏らしいアクティビティで暑さに立ち向かうのがいい。

スイカ割りである。

でもスイカ割りって面倒だ。スイカを食べきれる人数を集めたり、スイカを買って運んだり、割ったスイカを片付けたり。スイカを割る棒とか、どこでどう調達すればいいんだろう。

もっと割りやすいものでもいいんじゃないか。焼酎とか。

1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー

前の記事:500mlっぽいペットボトルが全然500mlじゃない


夏の思い出になるはず

スイカ割りみたいに焼酎を割るために公園に来た。

フニャッとしたガッツポーズで集まってもらいました。左から編集部の林さん、僕、ライターのヨシダプロ

これからシートの上のコップに焼酎を注いで、目隠しした人間が炭酸水を持って注ぐ。つまり割る。夏らしく景気良く割る。 

林さんとヨシダプロは真顔で聞いてくれた。「理屈は分かるけど楽しいかなそれ」という感じだった。きっと楽しい。夏の良い思い出になるはず。 

早速やろう

シートを敷いてコップに焼酎を注ぐ。

なんて夢っぽさ
少し離れて目隠しをし、ハイサワー(割り材)を持ってその場で10回まわる

10回まわると方向感覚が完全に狂った。どっちに焼酎があるのか全く分からない。足元もデコボコしていて心細い。 

ヨシダプロに指示してもらって進む

「あのね、まず180度回ってください」から始まった指示。後ろを向いていたのだ。 

「ストップ、左に45度回って」と何度も指示される

まっすぐ歩けない。右にぐるぐる回っちゃうみたいだ。 

やっとコップまで来た

ここからが大変だった。スイカ割りのように「そのまま思いっきり叩いて!」みたいな指示ができない。ハイサワーの微妙な位置調整が続く。 

「もっと腕伸ばして」「もうちょっと、もうちょっと」
「そのまま行ってみる?」の合図で思い切って割る。「ショワー…」という、炭酸水がコップに入った時の音がした

焼酎を割れた! ヨシダプロの両手グーが嬉しい。 

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おもしろい味

目隠しを取ると、人生で一番恐々作った焼酎の炭酸割りができていた
飲む。ぬるくて濃い!
なんかおもしろい!

おいしい要素を欠いてはいるが、確実に思い出に残る味だった。プールの後のアイス、夏祭りの焼きそば、スイカ割りみたいに割った焼酎。

「ッカー!」と強いアルコールを感じた時の声が出た。プラスチックのカップで飲むビールだ。

グイッと酒を飲んで「さあ、次」となる。スイカ割りよりテンポが良い

⏩ ヨシダプロが挑戦

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