とうふ工房かざまの豆乳ソフトクリーム
一カ所目。埼玉県草加市の谷塚という駅で降りた。

6月なのに真夏日、という大変な日だった。外に出て日差しを浴びた途端、体力が半分になる音がした。
ソフトクリームを食べるのにはぴったりだ。


街歩きを楽しみたいがちょっと暑すぎる。日向に長いこといられないので、日陰から日陰に、忍者みたいに移動しないといけない。そんな中なぜか撮った「効ち目」である。
真夏って外に長くいる記事書けないな、と悟った日のことを思い出した。6月だからって油断していた。

頭がクラクラしてきた頃、豆腐屋さんが見えた。


店内は涼しくてシンとしていた。お豆腐屋さんのあの雰囲気である。お豆腐の他にもがんもどきやカレーボールなど、お惣菜もたくさん売っている。
奥で作業をしているご主人を呼んで、油揚げとソフトクリームを買った。いかにもお豆腐屋さん、という感じの方がコーンを持ってスイスイとソフトクリームを作ってくれた。


目に見える速さで溶けている。息つく間もなくかじりついて「助かった…!」と思った。
暑さでクラクラしていた頭に「冷たい」という正反対からの衝撃を加えてくれた。心の底から「助かった」と思った。つまり食べなかったら助からなかったということだ。
こんな感じで初めは味のことを感じる余裕もなく、頭を冷やすためだけにバクバク食べていた。頭に口が付いているみたいだった。
冷静になった頃、このソフトクリームがすごくおいしいことに気が付いた。甘すぎずさっぱりしていて、豆乳の味が引き立っている。すごく爽やか。
ちなみにソフトクリームはカップとコーンが選べる。こんなに暑くて溶けやすい日はカップの方が良さそうだが、見栄えを優先させてコーンを食べた。

あっという間に食べ終わってしまった。続けてもう1つ食べたいぐらいだったが、その体力は移動に取っておこう。
