研究学園~万博記念公園~みどりの3駅を検証
この企画を始めるにあたって元写真を撮ったT斎藤さんに撮ったままの高解像度の写真を送ってもらった。撮影日時もついているので移動ルートも推測できる。
写真から撮影場所を特定する作業が最高に楽しかった。この場所に行って写真が撮れるのだと思うと目覚ましがなる前にぱっちり目が覚めた。
今回訪れるのはつくばエキスプレス、研究学園駅、万博記念公園駅、みどりの駅の3駅である。どれほど景色が変わっているのか確かめよう(ストリートビューでさんざん下見したけど)。
研究学園駅
まずは2005年の駅前を象徴するこの写真だ。
日立のCMのような景色だが、これが今やつくば市役所を擁する研究学園駅である。
現在の景色はこちら。
………道路や建物の位置が同じであれば驚くことができるのだが、手がかりがない。さすがつくば、道路ごと変わっている。
驚きよりも本当にここでいいのか不安になる。
でも大丈夫。ここなのだ。その根拠は、
・撮影したT斎藤さんが北口であると証言
・写真のタイプスタンプからロータリー付近であることが判明
・2005年の写真をよく見ると遠くに青い道路の案内看板がある
2005年の航空写真でこのあたりを見ると、駅前に木が2本ある。案内看板と木が重なる位置で方向が特定できた。(2005年の写真をよく見ると2本の木が重なっている)
この図をいまの地図に重ねると…。
木は切られていてビルが建っている。改めて並べるとこのようになる。
バック・トゥ・ザ・フューチャー3の世界だ。ここにいたら過去からの手紙が届くだろう。
この企画、この木が一番の難関で、これ以降の写真はいちいち航空写真を見なくても分かる。(またデイリーっぽい地図記事始まっちゃった!と思った皆さん、大丈夫です)。
新しいと思っていた研究学園駅も並べてみるといい感じにエイジングされている。生まれたばかりだと思ってた甥っ子ももう中学生だ。
今回の企画では各地で交通標識が場所を特定する手がかりになった。
手がかり歩道の角度と植え込みだけであるがきっとここだ。なにもないところが駐車場になった。同じ地面だが資本主義に組み込まれた地面になった。
街路樹もきちんと計画通りに植えられていることがわかる。計画した人すごいわ。変わった名前のパン屋みたいなことを思った。
ここでは2005年にはなかった駐車禁止の標識が立っている。2005年は駐車禁止も何も空き地だらけである。