日本に県境は92ある
日本に県境はいくつあるでしょうか?
国の機関だとか、オフィシャルな組織が「日本の県境はホニャララ本」という発表をしているわけではないので、とりあえず、ぼくの個人的な考え方でまとめてみました。
①隣り合うふたつの都道府県同士が、陸上で接している、または橋やトンネルでつながっている県境を1本の県境とする。
②県境未定部分や、飛び地などで接している部分もとりあえず1本の線としてまとめる。ただし、橋やトンネルのみでつながっている県境はその長さはゼロとする。
以上のルールで数えると、日本には県境が92本あることになります。以下、日本にある92の県境の一覧表です。
以上の県境の長さは『都道府県市区町村』のデータを元に『地理院地図』などの計測ツールを用いて調べました。県境の長さは、直線をいくつも重ねて地図上でトレースして計測するため、誤差がかなり大きくなり、正確な長さではありません。あくまで参考値であることをお断りしておきます。
なお、陸上及び、橋・トンネルでつながっている県境は92ですが、例外として鹿児島県と沖縄県の間、与論島と沖縄本島辺戸岬の間に県境があるものとして、表には特別に93番目の県境として入れてあります。
ワクワクしてしまう
で、この一覧表、眺めるだけでもワクワクしてきませんか。ぼくはします。やっぱり気になるのは、最長と最短の県境じゃないでしょうか?
最長県境をトップテンとしてまとめたものがこちらです。
岩手、福島、長野といった、県境がありかつ面積の大きい強豪県を押さえ、日本最長県境の栄誉を手にしたのは愛媛高知の県境ということがわかりました。面積の大きさよりも、境界の複雑さが重要なのでしょう。
愛媛高知の県境249kmは、四国の中にある県境の総延長519.15kmのうち、およそ半分ぐらいです。(48%ぐらい?)
愛媛高知の県境には、全県境のなかでも屈指の絶景を誇るとぼくが勝手に言っている四国カルストや、坂本龍馬が脱藩する際に越境した韮ヶ峠、「県境」の名前がついたバス停がやたらあるなど、見どころが多い県境となっております。