勝手アフタヌーンティー
九州で有名なパン会社と言えば「リョーユーパン」。1950年に「唐津糧友製パン」として設立されたのが始まりなので歴史あるパン会社と言える。キャラクターの「リョーちゃん」は1977年から採用されている。


私は大学進学で上京するまで九州で生まれ育ったので、幼き頃からリョーユーパンを食べてきた。親はリョーユーパンを狙って買っていたわけではないと思うけれど、九州では自然とリョーユーパンを食べる機会があるのだ。スーパーに行けば必ず並んでいるから。

アフタヌーンティーはイギリス発祥の喫茶習慣。アフタヌーンスタンドと呼ばれる縦に三段ほど積み重ねられたお皿に、それぞれスイーツやサンドイッチが乗っている。これをリョーユーパンの商品で勝手に作りたいと思う。

市場で買った食材をご飯の上に乗せる「勝手丼」のアフタヌーンティーバージョン。勝手アフタヌーンティー。リョーユーパンにはいろいろな商品があるのでアフタヌーンティーが作れるはず。リョーユーパンだらけのアフタヌーンティー、最高ではないか。

スーパーで買う!
せっかくなのでリョーユーパン福岡工場の前で写真を撮った。ちなみに福岡工場はリョーユーパングループの本部でもある。横には直売店の「Fresh & Half Price Bakery」もある。その名の通り、かなり安く買うことができる。

ただ行った時間が遅かったためか、多くの商品が売り切れていた。人気なのだ。でも、大丈夫。リョーユーパンはスーパーで買えるのだ。この辺りの地域でスーパーのパンコーナーに行ってリョーユーパンの商品が売っていない、ということはまずないのだ。

適当なスーパーを訪れてパンコーナーを見るとずらりとリョーユーパンのパンが売られていた。ちなみにスーパーは3店舗ほど回った。まだ見ぬリョーユーパンの商品がないかと思って。アフタヌーンティーのためという理由をつけて好きなだけリョーユーパンを買えるのは楽しかった。

アフタヌーンティーを作る
いろいろなリョーユーパンのパンを買って公園に移動した。アフタヌーンティーを作るためだ。どれも美味しいそうだけれど、アフタヌーンスタンドには限りがある。厳選するのが大変だった。

どうだろうか、素晴らしい眺めではないだろうか。夢のような光景だ。子供の頃の私ならば泣いて喜んでいると思う。リョーユーパンが好きなのだ。特に銀チョコが、やっぱりヤキリンゴが、されど黒糖フクレがなど、挙げればキリがなく、どれも全部好きだ。

一段目は和を中心に揃えてみた。菓心堂シリーズの「柏餅こしあん」、「黒糖と胡桃の切り餅」、「こつぶ柔らか粒餡大福」、「こつぶ黒糖うすかわ饅頭」、「はちみつどら焼」。そして、「大きか銀チョコ」。「大きい」ではない、「大きか」だ。和なのかは疑問だけど。

二段目は洋菓子っぽいもので揃えた。「黒糖フクレ」、「ジャンボヤキリンゴ」、「カステラサンド」、「北海道クリームチーズガレット」、「焦がしバターフィナンシェ」。商品名にカタカナが入っているから洋菓子ということにした。

三段目は甘くないものにした。「ビッグサンド(ツナ&ポテト)」、「ウィンナークロワッサン」、「タルタルフィッシュバーガー」、「まんぷくサンド ヒレカツミックス」。甘いものもあり、そうでないものもありでリョーユーパンには隙がない。アフタヌーンティーなんて朝飯前のラインナップなのだ。
