ルービックキューブの自動化をしたいのだ
YouTubeで「Rubik's Cube Solve Machine」などと検索すると、ルービックキューブを自動で解くマシンたちがたくさん出てくる。
たとえばこれはすごいですよ。
0.103秒で解いてしまう世界最速の装置だ。
瞬きをした次の瞬間には全面が揃っているというとんでもなさがある。
さらに世界的に有名な装置にはこんなものもある。
蕪木孝さんの全自動ルービックキューブは、キューブ自体がロボットになっていてひとりでに回転して面を揃えるというものだ。
初めて見たときにCGかと思った衝撃的な作品だ。
このように人間には不可能なスピードで解いたり、思いもよらない方法で解くような装置が大量にあるのだ。
こんなすごい装置、自分で作れたらさぞ最高だろう。
そこで唸りを上げながら考えて手を動かすこと2週間、なんと装置が完成したのだ。
ちょっとまずは見てくださいよ。
なんだか良さそうな見た目である。
そして動いているところを見てくださいよ。
感動である。夢にまで見た装置が手元にあるのだ。
ただ。
ただ、だ。
ひとつ重要な点がある。
僕はルービックキューブが解けないのだ。
もうさっぱりわからない。
全面が揃った状態なのは買ったときだけで、ひとたび回すともう元に戻ることはない。
この世にたくさんある「ルービックキューブを自動で解く装置」は、ルービックキューブが解ける人に寄りすぎてはいないか。
これは僕のようにルービックキューブが解けない人に寄り添った、世界初の「ルービックキューブを自動で解こうとするが全然解けない装置」なのである。
解けない装置を見てくれ
それではこの装置の「ルービックキューブの解けなさっぷり」を紹介していきたい。
まずは動作の様子を見ていこう。
まずスイッチを入れてスタートすると、4つのアームがしっかりとキューブをつかむ。
そして隣にあるPCでは、何やら解析を行っている。
揃うのが楽しみだな。
そう思っていると、何か声が聞こえてくる。
装置がしゃべっている。だいぶ余裕がうかがえる。
さすが装置である。頼もしい。
だが途中から雲行きが怪しくなってくる。
悩み始めた。僕と同じだぞ。
反則技を話し始めた。追い詰められている。
最後はごまかしてあきらめた。
勝手にキューブを離して床に放り出している。
素晴らしい解けなさ具合だ。
なんだか親近感が湧いてくる。飲みに行く?話聞くよ。


