特集 2026年9月3日

ルービックキューブを自動で解こうとするが全然解けない装置

装置の動く部分

さてここからは細かいところを見ていこう。

まず四方にあるキューブを回す部分は、それぞれにモーターが2つ付いている。

アームが回転するところと、
前後にスライドするところだ。
スライドするところはスライドレールを入れている。なめらか。

この動きの組み合わせで面を回転させたり、キューブ全体を回転させたりしている。

特に全体を回転させるときの動きがかっこいいので気に入っている。解けないけど。

また解けなさを表現するのに、「ちょっと回してすぐ戻す」という動きも用意している。

「こうか……?いややっぱり違うな!」という感じがしていい。

自動で解く装置なら完全にいらない動きである。

いったん広告です

あの画面はなんなのか

逆に必要なものなのに用意していないものもある。

本来であればルービックキューブの各面をカメラで撮影したり、パソコンに入力したりする。
それを元に解く方法を導き出し、その通りにキューブを回転させて解くのだ。

しかしこの装置はその部分をいっさい搭載していない。
大胆な割り切りが時には必要なのだ。

透明なアクリルで土台を作って下からカメラで撮る、という作品もあった。だがこちらは木の板にオンである。

一方でカメラも載せていないのに、解析用の画面だけはある。

何らかのすごいアルゴリズムで解いていそうな画面だ。

だがもちろんそんなすごいアルゴリズムはない。
「完全にランダムで操作手順を決める」というのが搭載された唯一の戦略である。

また想定した手数(もちろん適当だ)に対する進捗率をバーで表して、あと何手で解けるかを表示する機能があるのだが、
もちろん想定通りにいかないので手数がかさみ、進捗率が100%をぶっちぎっている。画面外まで棒が伸びてます。

プログレスバーが画面外まで飛び出していくと、ものすごく頭が悪い感じが出て最高になることがわかった。

総じてとても満足度の高い装置が完成した。

僕のルービックキューブは解けないままである。

2年越しに夢が叶った

実は作りたいと思いながら2年くらい経過してしまった装置だったので、完成して喜びもひとしおだった。

僕はルービックキューブを解けそうにないが、この装置はずっと動かし続けていればいつか偶然にも解けるときが来るかもしれない。
そうなったら完全に装置に置いていかれてしまうが、装置は装置で解けた次の瞬間にまたキューブを回すだろう。無常。

モーターをたくさん動かすので、かっこいい電源が導入されました。
編集部からのみどころを読む

編集部からのみどころ
これもうここまでできたら解けるようにできるだろと思いましたが、そこまでやらない寸止めの美学があると思います。最後投げ出すのもすごくいい。
ゲームの広告で下手なプレーを見せてダウンロードさせるやつあるじゃないですか。あれの現実版だ!!!と思いました。これと同じ合成音声もよく出てきますよね。一緒にルービックキューブ売ったら売れるかもしれません(石川)

おしらせ

この作品は、毎年恒例となったDIYの祭典、Maker Faire Tokyo 2026にて実演予定です。

これに加えて、ディズニーランドから離れると自動で外れる耳 を展示します。みんなでかぶって耳を外そう!

また フエラムネをさらに笛っぽくしたらホイッスルになりました で作ったフエラムネアダプターを販売します。売れるのか謎です。でもこのために口にくわえても大丈夫な材料を買ったので、良かったら買ってね。

9/5~6開催。くわしくはこちら!有明GYM-EXでお待ちしてます!

2年前に作りかけた写真

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