特集 2023年11月23日

ゴルフ場の中を通る道路が気になる

ゴルフ場の中を通る道路が気になっている。

私の家の近くにゴルフ場があるのだが、その敷地内を南北に突っ切る道路が通っているのだ。もちろんゴルフ場の私道ではなく、れっきとした公道である。

そこで同じような“ゴルフ場の中を通る道路”をいくつか歩いてみたところ、閉塞的ながらも開放感が同居する、独特の風情を感じることができたのだ。

1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー)

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綾瀬市「小田急藤沢ゴルフクラブ」を通る道路

私が“ゴルフ場の中を通る道路”を意識し始めたのは、神奈川県綾瀬市にある「小田急藤沢ゴルフクラブ」が最初である。

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綾瀬市なのに藤沢を名乗るのは、送迎バスが藤沢市の長後駅から出てるためだろう

中央北側から分岐する、二本の道路がゴルフ場を分断している

主に近隣住民の抜け道として利用されている道路であり、私も普段から何気なく通っていた。だがよくよく考えてみると、両側をゴルフ場に挟まれた、特異な道路であることに気が付いたのだ。

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連絡橋をくぐって坂を上っていく、その両側がゴルフ場の敷地である
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道路の左右に背の高い壁や木々、ネットが連なっている

ゴルフ場の真っただ中を縦断している道路なだけあって、ボールが飛び込んでこないよう必然的にこのような光景になるのだろう。

道路からはゴルフ場の内部がまったく見えないので閉塞的な雰囲気が漂っているものの、これはこれでストイックというか、ゴルフ場の敷地を突っ切る道路としてあるべき姿のような気がする。

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坂を登り切ったところにも、東西の敷地を繋ぐ連絡橋が架かっている
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坂の下から分岐する、もうひとつの道路も見てみよう
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先ほどの道路より狭く、昼でもなお薄暗い、夜はちょっと怖い路地である

ゴルフ場としては、敷地内を分断する道路はないに越したことはないはずだ。わざわざ敷地を仕切る壁やフェンス、行き来のための連絡橋を整備する必要があるからだ。

それなのにこのような道路が存在するのは、ゴルフ場ができる前から存在する道筋であるためだろう。周辺住民の生活に必要な道路として、ゴルフ場の敷地に取り込まれることなく維持されたのだ。

昔ながらの集落構造や往来の在り方をうかがい知ることができる、なかなかに興味深い道路ではないか。他のゴルフ場にも、このような道路があったりするのだろうか。

というワケで調べてみたところ、いくつかのゴルフ場で敷地内を通る道路を確認することができたので、実際に見に行ってみた。

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