特集 2023年3月30日

「いももち」は「ポテチもち」に進化しました ~何でもモチにする日々~

いももちという料理がある。

ジャガイモを片栗粉でこねて、フライパンで焼く北海道の郷土料理だ。

ポテトチップスというお菓子もある。

世界中で愛される、ジャンキーなスナックの代表だ。

モチモチとカリカリ、これを融合すれば美味しいんじゃないか。

平成元年生まれ。令和から原始まで、古いものと新しいものが好き。

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> 個人サイト 畳の夢

新たなもちを求めて試行錯誤する日々

もちもちしたものがとにかく好きである。

いももちとかぼちゃもちに関しては、以前記事にさせてもらった。

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『超ハイカロリー郷土料理、いももちの拡張レシピを考える』で提案した、さまざまな食べ方
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『パンケーキの代わりに、かぼちゃもちを食べよう』では、かぼちゃもちのスイーツ化に成功(?)

その後も、あらたなもちを求めてさまざま試していたのだが、今回はその成果を紹介したい。

 

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素材の味がそのままモチになる、野菜もち

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マイナーだけど、実際に料理として存在するにんじんもち

作り方は基本的に一緒だ。

茹でた or 生の野菜をつぶして、片栗粉と混ぜた後フライパンでカリっと焼く。

片栗粉(デンプン)がもっちり感を補うため、ある程度やわらかさのある根菜なら、どれでもモチになるのだ。

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これ、いももち以上に美味しいかもしれない

やや水分多めで作ったからか、片栗粉がトロトロになって瑞々しい。そこに、潰しきっていない繊維質のシャキシャキ感が混じり、フルーツ感が際だっている。

さらに表面はオリーブオイルで焼いているのでカリっとジューシー。

この食感の多様性がモチの一番の魅力だ。

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噛みしめたい、このもっちり感
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これはアボカドもち。粗びきこしょうをかけて食べるとすごくうまい。カリッ、ジュワッ、トロッって感じで超ジューシーなマッシュポテトみたいだ
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これはバターでバナナもちを焼いているところ
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クレープみたいになったバナナもち。水分が多めなので片栗粉をたくさん入れたらモチを超えてムチッとした食感になった。安定の美味しさ
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これはニンニクもち。素材そのものの強烈さを味わえる

いろいろと試してみて、ある程度コツを掴んできた。

水分量の多さと、片栗粉の量によって、トロッ→モチッ→ムチッと食感が変化していくのだ。

個人的には、成形した時にちょっと水っぽくて柔いな…くらいがトロモチになって好きだ。

こうして野菜や果物を試したあと、ふとこれはスナック菓子でもいけるんじゃないかと思った。

ポテチもちである。

⏩ いももちの新たな形、ポテチもちが登場

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