いももちのあらたな形、ポテチもち
ある意味原点回帰、いももちのバリエーションとしてのポテチもちである。
吉とでるか凶とでるか。ワクワクだ。
ガンガン手に刺さる。この企業努力のパリパリを、シナシナにしなければいけないのだ。
手間暇をかけるほど美味しくなるというナイーブな世界線を信じて約20分。
麺棒でつぶすたびに、ふやけたポテチからほのかな弾力を感じる。
まだ片栗粉を入れてないのに、デンプンのもっちりした感触がよみがえってきたのだ。
チャラチャラしたポテチも、ちゃんと真面目なジャガイモだったんだという妙な感動があった。
(なお、現在の片栗粉はジャガイモのデンプンから作られているので、そもそも片栗粉を入れずともいももちは作れるのだ。昔の北海道では、シバレイモという凍らせてフリーズドライ化したジャガイモを団子にして食べたそうなので、水で戻すポテチもちも案外わるくない調理法かも)
さあ食べてみよう。
焦げないように低温でじっくり焼いたからか、表面はおかきっぽい固さがある。
中身にはモッチリ感もあるが、ポテチらしい歯ごたえも残っている。
こういう料理として食べるとアリだ。美味しい。
だけど、最初から美味しいポテチに手間暇かけてるのだ。もっと美味しくできる気がする。