たこ焼き器でポッフェルチェを焼こう
私の住むベルリンでは、ここ数年でたこ焼きを出す店が増えたこともあり、ベルリン民の間でたこ焼きは人気の日本食となっている。
私の周りにもたこ焼き好きの友人が多いので、今度みんなで集まってたこ焼きパーティをしようということになった。
じゃあデザートはどうしようかという話になった時、友人から「たこ焼き器、ポッフェルチェを焼くのにちょうどいいんじゃないか」という提案があった。
ポッフェルチェ?
なんだか聞き覚えがある気がするが、なんだったっけ。
日本でも手に入る、オランダ生まれのポッフェルチェ
聞くと、ポッフェルチェとはオランダ生まれのお菓子のことだそう。
最近では日本でもファーストキッチンで買えるようになったらしく、DPZの古賀さんも去年すでにポッフェルチェを紹介する記事を書いていた。
みる限り、小さい円盤型のホットケーキみたいだが、これがむっっちゃうまいらしい。
ドイツでもお祭りの屋台などで買えるそうだが、食べたことがないのでいまいち味の想像がつかない。丸いケーキ風のおやつといえば、鈴カステラとか、香港のエッグワッフルが思い浮かぶが、それともまた別物らしい。
味はともかく、ポッフェルチェは通常どんな器具で焼かれているのだろうと検索してみると、たこ焼き器に似たものばかり出てくるではないか。
なるほど、確かにこれなら友人がいう通りたこ焼き器でも作れそうだ。ポッフェルチェ、ぜひたこ焼き器で焼いてみよう。
オランダの屋台スイーツ
今回のたこ焼き・ポッフェルチェ交流会のメンバーは、オランダ人のヘマとヤニック、中国人のジュンシェン、そして日本人の山田さんと私の5人だ。山田さんと私はポッフェルチェを食べるのが初めて。
ポッフェルチェを作ってくれるのは、オランダ出身のヤニック。プロのお菓子職人なのでおいしいポッフェルチェが期待できそうだ。
参考にマイ・ポッフェルチェ鉄板も持ってきてもらった。
パッと見、たこ焼き用の鉄板にしか見えないけれど、よくよく見るとくぼみの深さが違うのが分かる。
ヤニックに聞くと、家で作る人もいるけど、ポッフェルチェはどちらかというとお祭りなどの屋台で食べるのが主流らしく、日本のたこ焼きと似たようなステータスっぽい。
この屋台の感じ、日本のたこ焼き屋とほぼ同じだな。
国は違えど、小さくて丸い粉物はストリートフードなのか。たこ焼きとポッフェルチェ、意外と共通点が多くて不思議である。