ポッフェルチェ生地を準備する
まずはポッフェルチェ用の生地を準備することに。今回ヤニックが用意してくれた生地のレシピはこの通り。

そば粉を使うレシピもあるそうだが、ヤニックは普通の小麦粉で作っているそう。
生地の作り方は至って簡単。まずは卵と牛乳をよく溶いて、
小麦粉、イースト、砂糖、塩を加え、よく混ぜるだけ。
混ぜ終わったら生地を2時間ほど寝かせる。(今回は室温で寝かせたが、冷蔵庫で寝かせた方が良いらしい)
生地の準備はこれでおしまい。生地を寝かせている間に、たこ焼きを食べてしまおう。
山田さんはたこ焼き屋さんでバイトをしていたこともあるので、心強い。
私はポッフェルチェを食べるのが初めてだが、ヤニックもたこ焼きを自分で焼くのは初めてだそう。オランダと日本の丸い粉もん文化交流会である。
ぐちゃぐちゃだけど大丈夫なの?と心配そうにたこ焼きをつつくヤニック。
きれいに丸くなった!と感動するオランダ人群。丸い食べ物はなぜこう楽しいのだろう。
たこ焼き器でポッフェルチェを焼く
さて、たこ焼きを満喫したところで、次はお待ちかねのポッフェルチェタイムだ。
寝かせていた生地をもう一度良く混ぜ、ガスを抜く。
イーストの働きで生地にぷくぷくと気泡ができている。
注ぎやすいように、生地をボトルに入れ替える。こういうのが家にある人はプロっぽい。
たこ焼き器を熱して、溶かしバターをくぼみにたっぷり塗る。
生地を穴の7分目ぐらいまで流し込んだら、高温で焼いていく。すぐ焼き上がってしまうので、生地をスピーディに流し込んでいくのが重要なのだそう。
たこ焼きみたいに鉄板いっぱいに生地を流さすわけじゃないから、ボトルに入れ替えると便利なのか。
少しすると、気泡ができてきて、プクーとふくらんでくる。
穴の縁あたりまでふくらんできたら、竹串でひっくり返していく。
手際良くポッフェルチェたちをひっくり返すヤニック。たこ焼きより素早く焼けていくので目が離せない。
こんがりしてきたら、竹串で取り出して出来上がり。
そして熱いうちにたっぷりのバターと粉砂糖をかける。
おお、豪快なかけっぷりじゃ。
砂糖とバターを絡めてソースを作り、これをポッフェルチェに馴染ませる。

ヌッテラのようなチョコレートクリームをかけてもいいらしいが、やっぱり粉砂糖とバターが定番らしい。
こんな感じにポッフェルチェがテカテカするぐらいがいいらしい。
ポッフェルチェに砂糖バターソースを塗ったくったところで、食べてみる。

焼く時に結構な量のバターを使っているので、「焼く」と「揚げる」の中間をとったような焼き具合だ。そのおかげで外側はかりかりで、中は軽くふんわりしている。
確かに、説明するには「小さなパンケーキ」という表現が手っ取り早いが、食べてみるとパンケーキやホットケーキとは違う味わいがある。噛み締めるとバターと粉砂糖のソースがジュワッと染み出す感じは、どちらかというとフレンチトーストに似ている気もする。
また形が似ている鈴カステラとは違い、生地にイーストが入っているのでもっと軽くてふんわふんわだ。そして圧倒的なバターの香りとほのかな塩味。うん、たまらない。
毎回バターをたっぷり引いて焼くので、焦げ目がまだらなところも鈴カステラと違う。
シンプルでどうってことなさそうなのに、今まで食べたパンケーキ風のお菓子とはまたちょっと違う素朴なおいしさに驚いた。
これだけバターと砂糖にまみれていたら結構なカロリーなのだろうが、小さくて食感が軽いのでポンポンと口の中に消えていく。恐ろしい食べ物である。

ある程度覚悟して食べなくてはいけないお菓子だが、うちにあるたこ焼き器でいつでもポッフェルチェを作れることが分かったのは嬉しい。
丸くておいしいポッフェルチェ、絶対また家で作るぞ!
残ったポッフェルチェは、電子レンジで温めてからバター砂糖をかけて夫が朝ごはんに食べた。次の日でも十分おいしかったそう。
たこ焼き器=ポッフェルチェ器
正直言うと「どうせホットケーキみたいな味だろう」とあまり期待をしていなかったポッフェルチェだが、自分で焼いて食べてみたら想像を超えるうまさだった。特にバターが好きな人にはたまらないスイーツだと思う。
ヤニックにたこ焼き器を使った感想を聞いたところ、実際のポッフェルチェのサイズよりは若干小さめなものの、たこ焼き器は十分ポッフェルチェ器として使えるとのこと。
材料も作り方もシンプルなので、たこ焼き器を持っている人は、ぜひとも一度たこ焼き&ポッフェルチェの国際粉もん祭りを開いてほしい。
なんかルネサンス絵画っぽいたこ焼き器の写真が撮れた。