これはもうフェチである
例えばこのギターケースを見て下さい。
![]()
ギターがケースにぴったりと収まっていて、物凄く気持ち良くありませんか?でもギターケースなら何でも良いわけではなくて、中の物体と外側のケースが同じ形状であることが大事なんですね。
昨年書いた『学生の頃に授業で作った手提げ袋やエプロンを見せあう会』という記事に、橋田さんが小学生の時に家庭科の授業で作った手提げ袋が登場しました。
記事の趣旨から外れるので詳しく言及しなかったのですが、この手提げ袋も良かったんですよ。
あるべき物があるべき場所にぴったりと収まっている。こういう状態を目撃した時、なんだか物凄い快感を覚えるんです。はっきり言いましょう。これはもうフェチなのです。ぴったりフェチです。
町で複雑な形をした楽器や機材を、専用ケースに入れて持ち運んでる人を見かけた時なんか大変です。すぐに走り寄って「それ中に何が入ってるんですか?そしてその物体がケースにぴったり収まってる状態を見せてもらえませんか?」とお願いしたい衝動に駆られます。
私がガラスの靴の持ち主を探す王子様なら、シンデレラを見つけた時に「この人だ!」と思うより先に「ぴったり!」っていう快感に溺れてしまうでしょうね。
専用ケースが醸し出すぴったりの快感、皆さんついてきてくれてますか?先に進みますよ?
スイカ売場の衝撃
この話を林編集長にしたところ、とんでもない写真を見せてくれました。
まさかスイカをこの形にカットした時だけフィットする形状のケースが、この世に存在していたなんて…。スイカをこの形にカットした時だけフィットする形状のケースが、この世に必要だと思った人がいたなんて…。What a Wonderful World。
ぴったりフェチを刺激してくる物件が存在しているのは、スーパーだけではありません。例えばこちらは、かつて東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅のホームで観測できた専用カバー。
売店が閉店すると同時にショーケースにはこのカバーが被せられていました。夜中にこの駅を利用する時はわざわざこのカバーを見に行ったりしてましたが、残念ながら現在は売店ごとなくなってしまいました。
こちらは恐らく路上に設置する看板に掛けられていたカバーです。
これだけピッタリなカバーは他に見つけられないでしょうからね。多少破れたり汚れたりしても補修して絶対に使い続けたいですよね。先ほどの冷蔵ショーケースやこの看板、カバーは製造メーカーから配られたりするんでしょうか?
フェチ散歩
もうね、偶然の出会いでは我慢できなくなってきました。快感を求めてこちらから積極的に町を探索しましょう。ぴったりフェチ散歩の始まりです。
ところが目に飛び込んでくるのは快感どころか不快感を覚える物件ばかり。世の中どうなってるんだよ!
同行してくれた妻が何度も自転車やバイクのカバーを指さして「あったよ!」と言ってきます。
「これじゃあ全然気持ち良くなれないじゃん!」。力説すればするほど、妻の顔が曇っていきます。私はもう、ぴったりの快楽を求め続ける悲しいモンスターです。

